2018年 2月 の投稿一覧

カメムシの強烈な臭いと火傷のような症状は青葉アルデヒド!

ツヤアオカメムシ

今シーズンの冬は本当に寒い日が続いています。
積雪や低温注意報もよく発令されていますね…。

こんな寒い日々が続く中、元気な虫がいます!
虫といっても、柑橘栽培の上では害虫なのですが…。
それは、カメムシです。

例年だと、このような寒い日が続くと見かけなくなるのですが、今シーズンは本当によく目にします。
今の時期は不知火に被せているサンテという繊維状の物の中に潜んでいます。
それが収穫の際に這い出てきて動き回っています。
そのカメムシが放つ強烈な臭い、堪りませんよね!
また、それが手袋を通過して火傷のような症状を引き起こすこともあり、改めてカメムシの凄さを認識させられます!

寒くなると居なくなると思っていたカメムシがこのように大量に見かけるのは珍しいことです!
よほど園内での住み心地がいいのでしょう…。
しかし、柑橘達にとっては害虫です。
関心ばかりしていられない状況なんですが、今となっては対処の方法が見当たりません。
来シーズンは、しっかり防除したいですね!

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着色による収穫基準を変更です!

新しい収穫基準

今シーズン、本当に雪の降る日が多く、気温も低い状態が続いています。
JAでは先月末から不知火の出荷も始まっていますが、まだ収穫すら終えていない状況なので、出荷出来るワケもなく…。
天候不順と着色不良による収穫の遅れが原因で、このままだと各園毎の出荷依頼が来ても出せない状況が続きそうです。

そこで、着色基準を下げることにしました。
これは各農家さんの自己判断によるもので、できるだけ木上で熟させる方が良いと考える場合と、このように雪や低温の状態が続くと被害が発生する可能性があるので、着色不良でも収穫しておこうという考え方、更にはイノシシなどによる食害が出ているので、早く収穫してしまうというケースもあるようです。

当園では、出来るだけ木上で完全着色させたいのですが、収穫の遅れが酷いので、収穫の目安となる着色基準を下げることにしました。
これで少しは収穫が早まると思います。

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鳥による食害が徐々に増えてきました!

鳥による食害1

雪や雨の日が多く、不知火の収穫に遅れが出ている今シーズン。
さらに追い打ちを掛けるように鳥による食害が増えて来ました。

例年であればこの時期、すでに分割採集も後半になっていて、鳥たちによる被害はそれほど多くありません。
ところが、作業の遅れと群れの集まりのタイミングがあったのか、各園の周囲にはカラスを始め、様々な鳥たちが集まっています!

鳥による食害は3年前にもありました。
そのときはカラスの集団がひとつの園を狙い撃つかのように荒らしたようです。
今シーズンはそこまでの大きな群れにはなっていないようですが、カラスだけではなく他の野鳥達も加わって被害が拡大しているのが現状です!

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