2018年 3月 の投稿一覧

今シーズン初出荷の清見タンゴールは20ケース!

清見タンゴール

いよいよ今シーズン最後の出荷銘柄、清見タンゴールの登場です!
当園では最後の品種になります。

ここ佐田岬半島の先端、三崎地区は清見タンゴールの一大生産地。
半島の厳しい自然環境の中で育った清見タンゴールは市場での評価も高く、人気品種のひとつになっています。

今シーズンは着色不良に加え落果してしまう果実が多くなっています。
そんな中、当園でもようやく初出荷の日がやって来ました!
当園で一番着色がよく、食味の良い園のものを準備しました。
といっても、光センサーが判別するので、自分が個人的に美味しいと感じても評価に反映されないとは思いますが(笑)

これから収穫のタイミングと分割採集をすることによって美味しい清見タンゴールを市場に出せると良いのですが…。
しかし、昨年秋の台風の影響や長雨の影響による外観不良のものが多いようなので、気になるところですが、外観はイマイチでも味が変わらなければ支持していただけると思います。
そういうわけで、「ワケあり商品」が増えそうな予感です!

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防風垣の補植の大切さを実感した昨年の秋…。

杉の苗木

昨年の秋に大型の台風が2度、ここ佐田岬半島に接近しました。
その時の被害は大きく、防風垣や柑橘の木が根元から倒されたり、果実も被害にあいました。
防風垣のしっかり整備されている園の被害は少なかったのですが、管理の行き届いていない園では様々な影響が出ました。

柑橘園というのは自分の園だけを管理していれば良いというわけではなく、周囲との連携が大切です。
登園の被害の約50%は周囲の園からのものでした。
日頃の管理を怠り、再三の忠告も聞く耳を持たず…。
その結果、「申し訳なかった…。」で済ませてしまうことになってしまいました。
確かに様々な考え方で栽培をしているとは思いますが、周囲に迷惑をかけないということは常識として認知して頂きたいです。

高齢化が進む中、柑橘園の管理が出来なくなっている現実を自覚し、周囲との連携を深めて行くことも大切だと感じます。
対処出来ない時には周囲に助けを求める、求めやすく出来る環境を作り上げるのが我々後継者の役割なんだろうと…。
そのために自分には何が出来るのかを考えつつ日々の作業をしていくことが大切ですね。

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清見タンゴール着色確認、2ヶ所目です!

清見タンゴール着色確認

今日は次に収穫予定の清見園に着色の確認に行ってきました。
2ヶ所目となるこの園、海抜は低いものの園全体は東向き…。
そのため、日照時間が少なく、平均気温も低めです。

今シーズンはどの園でも着色不良の傾向が強いので、収穫の前に着色状況の確認が必要です。
この園は場所によって着色進み具合がバラバラのため、園内全部をチェックします。
その結果、やはり着色が遅れている場所が多く、一気に収穫出来る状況ではないようです…。
場所を変えつつ分割採集をする必要がありそうですね!
少し手間はかかりますが、これも仕方がありませんね…。

そして、落果現象も例年より多くなっているような気がします。
落果してしまうと精品価値はなくなってしまいます!
このこともふまえ、早めに収穫した方が良さそうな感じがします。

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収穫した清見タンゴールは直ぐに貯蔵出来る状態に…。

清見タンゴールの収穫作業

いよいよ清見タンゴールの収穫も始まり、今はサンフルーツと八朔、そして清見タンゴールと3種類の柑橘を同時に収穫する日々が続きます。

八朔だけは個人販売だけなのでそれほど時間に束縛されることはないのですが、サンフルーツと清見タンゴールは出荷日時が指定されるので大忙しです!

そんな中、清見タンゴールの収穫方法も独特でして、他の柑橘に比べると手間が掛かりますね。
清見タンゴールの場合、長期貯蔵を前提にしているところもあるので、収穫時から気を使っています!

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今日から清見タンゴールの収穫に入りました!

清見タンゴール

ようやく当園でも今日から清見タンゴールの収穫に入りました。
例年だと2月の下旬からなんですが、今シーズンは少し遅めです。
やはり、年明けからの寒波で着色不良が続いていることも影響していると感じています!

先ずは海抜が低く、日当たりの良い園地から…。
この園地は着色もよく、いい感じに生っています!
そして、すでに完熟状態にある実もあったりするので、分割採集はせずに全量収穫に切り替えました。
(この園だけの処置だと思っていますが…。)

これから着色状況を確認しながらの収穫作業が続きます!

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