秋肥は柑橘の種類別にリン酸とカリの配合を少し変えて施用!

成分配合割合

早いものでもう10月…。
農作業の方も病害虫の防除や秋肥の施用も終わり、今は除草作業がメインです。
そして、そろそろ防風垣の手入れも始めようと思っています!

さて、今回は秋肥について考えてみました。
植物の三大栄養素といえば、窒素・リン酸・カリです。
柑橘栽培の場合、一年間で春と夏、そして秋に施肥するのですが、その季節によってそれらの成分の割合が少しづつ違っていることがあります。
どの柑橘にどれくらいの割合の肥料を与えるか…!?
これが一番のポイントですが、これは各農家さんによっても違うし、その年の生育状況によっても違ってきます。

今年、当園では2種類にしぼって施肥しました。
これは、肥料の効果を考えたことと、コストダウンを図ってみました。
さて、どうなるんでしょうかね…!?

 

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リン酸とカリを多く配合することの意味は…!?

粒状配合秋肥粒状配合肥料は清見タンゴール・不知火(デコポン)・天草・はるみに施用します。
この秋肥の成分割合は窒素が10%、リン酸が7%、そしてカリが9%です。

この成分の中で注目したいのは、リン酸とカリの割合が少し多くなっていることです。
リン酸は開花や結実を促進し、根の伸長、発芽や花芽のつきをよくする働きがあります。また、果実の成熟や品質の向上にも効果的です。
このリン酸が少ないと花数が少なく開花・結実が悪くなり成熟が遅れます。果実は甘味が少なくなり、品質が低下します。また、過剰になりすぎるとカリウム欠乏症を誘発するので注意が必要です。中晩柑の場合、糖度アップが求められる種類のものにとっては大切な成分です。
そして、カリも多めの配合になっています。この成分は根や茎を丈夫にし、病害虫や寒さに対する抵抗力をつけるのに効果的です。
このカリが少ないと古葉の先端から黄色くなり枯れてきます。また、新芽は大きくならず葉の色も悪くなります。さらに根も伸びにくくなってきます。その上、実も大きくならず、食味も低下するといわれています。

 

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コストダウンのためにはリン酸とカリを少なくしたものを!

ダッシュ065肥料植物の三大栄養素の窒素、リン酸、カリのうち、窒素はどのタイプの肥料にも概ね10%含まれていて、この割合はあまり変化がないようです。
しかし、リン酸とカリの含有量がそれぞれ違っていて、その結果、コストが変わってきます。

当園の場合、このタイプの秋肥はポンカン、サンフルーツ、八朔、伊予柑といった柑橘に使用しています。
これらの柑橘はちょっぴり酸味があるのが特徴です。なので、施肥による糖度アップにそれほど注目しなくても良いと考えています。
しかし、肥料成分がそれほど劣っているのかというとそうでもありません!
この肥料にはソイルサプリエキスが配合されています。このエキスはアミノ酸や有機酸などを豊富に含んでいます。根張りや生育・品質の向上、生り疲れの解消にも効果的です。また、土壌中の有機微生物の増殖を促進し、地力を高める効果も期待できるようです。

このように、柑橘の種類や生育状況によって肥料を使い分けることも、高品質な柑橘をつくることや、コストダウンに大きな影響を与えます。
マンネリ化しないようにしたいですね!

 

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