約2ヶ月間に及ぶ防風垣の手入れの始まりです!

防風垣の手入れ1

いよいよ防風垣の手入れのシーズンに入ってきました。
ここ佐田岬半島における柑橘栽培は段々畑が大半を占めます。
その段々畑は石垣と防風垣によって整備されています。
その中で防風垣の役割は、読んで字のごとく、園内に風が吹き込むのを防ぐ目的で設置されています。

シタテ(宇和海)では特に台風などによる暴風、そしてウワテ(瀬戸内)では冬場の北西風を防ぐことを主な目的としています。
これらの風が柑橘に与える影響は大きく、実が擦れて傷ついてしまったり、木が折れてしまったり、また、塩害の防止にも効果があります。

この防風垣の手入れはその地域によって多少違っていて、当園のある宇和海側では台風シーズンが終わった今の時期から始めます。
この作業は年に一度なので、一度に切る量が多く、大変な作業になっています!

 

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一年間伸ばしておいた垣をしっかりと刈り込む!

防風垣のていれ2一年間伸ばしておいた防風垣に使っている杉の木。
元々、杉の木は成長が早いということで防風垣に採用されて来ました。
防風垣として必要だと感じた場所に植え付けると短期間でその機能を果たしてくれるのが杉を選んだ理由だといわれています。
実際に植え付けてから5年もすればそれなりの効果を発揮してくれます。

その習性ゆえに、一年間での成長が早いので、手入れするとなるとかなりの労力が必要になることもたしか…。
なので、手入れの際はしっかりと刈り込むことが大切です。

幸いにも杉は一度根付くと枯れにくいので、少々刈り込んで葉を落としても枯れることはありません。

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防風垣の機能とは…!?

防風垣の手入れ3防風垣は風の侵入を防ぐことが目的です。
しかし、完全にシャットアウトしてもいけないのです。
園内に適度な風を入れ、園内の風通しをよくすることも大切です。
園内に湿気がこもったり、暖かい空気が抜けなかった場合、病害虫の発生を助長することになります。
病害虫は適度な湿度と気温が高ければ発生し、増え続けるといわれています。
その為、園内を適度に乾燥させることが大切です。
このようなことから当園では木の根っこに近い部分を開けることにしています。
これは風を入れることや湿気を外に出す役目があります。

そして、海に近い半島ならではの問題が塩害です。
台風等の暴風によって海水が巻き上げられ園地へと降り注ぐので、それを防止することが必要です。
杉の木は比較的塩害に強いといわれているので、防風垣の生垣としては適しているというわけです!

近年、この防風垣の手入れを行わない農家さんが多くなりました。
高齢化や労働力不足が原因なんですが、防風垣の手入れをしなくてもそこそこの品質の物が出来る品種の柑橘が増えたことも、さらに拍車をかけています。
ここ佐田岬半島の景観として、昔から伝えられてきた栽培方法のひとつとしても防風垣は大切にして行くべきだと考えています!

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