初回定期防除の2日目は清見タンゴール園で!

黒点病

定期防除2日目の今日は清見タンゴール園をメインに太田・今津ポンカンも一緒に行いました。
ここ数年、この園の清見タンゴールは黒点病の発生が灰色多くなっています。
その原因は色々と考えられますが…、
降雨量が多いことと、気温の高い日が続くことが大きな要因となっているような気がします。

最も外観を損なってしまうのが黒点病だともいわれています。
確かに果皮に黒い点々があるのは良くないですね…。
黒点病は果皮に害が出ているだけで果肉にはほとんど被害がありません。

この黒点病は定期防除だけではなく、園内の管理が大切で、病原菌の発生源となる枯れ枝や選定枝などの焼却処分を徹底することが大切です。
また、園内の通気を良くして乾燥させるように環境を整備することも防除のポイントになっています。

 

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チャノキイロアザミウマによる被害や灰色カビ病への対策も万全に!

チャノキイロアザミウマによる被害この園での主な病害虫の症状は黒点病ですが、チャノキイロアザミウマの被害や灰色カビ病の被害もチラホラと確認できた昨シーズン…。
それらの防除も定期防除の中に含まれているので、毎年、定期的に行っていたのですが、発生を押させることが出来ないということは効果が少ないということだと考えます。

灰色カビ病やチャノキイロアザミウマによる被害も外観を損なうだけで、中の果肉には影響がそれほど確認できないほどです。
しかし、外観が悪くなると商品価値が下がってしまいます。

このようなことから園内管理はもちろん、定期防除も効果的に行うことが大切です。

 

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減農薬栽培の難しさ…。

灰色カビ病中晩柑を栽培するにあたり、これらの病害虫の被害は避けることが出来ない状況が続いています。
これらの防除を確実にするためには定期防除に加え、その時期の発生状況も考慮して追加防除をすることがあるようです。
しかし、当園では減農薬栽培に取り組んでいるので追加防除はもちろん、本来であれば定期防除の回数も減らしたいと考えています。

しかし、各防除を確実に実施しておかないと直ぐに被害の拡大にあってしまうのが状況です。
そうはいっても、規定回数の全部を実施しても病害虫の根絶には至らないようです。
このようなことから定期防除に加え、園内の環境を整えることで黒点病などは防げる可能性があります。

とりあえずは枯れ枝の処理と通気性の確保。
これを目標に作業を進めたいと考えています!

ジューシーで爽やかな甘さが特徴の清見タンゴール。

後口がよく爽やかな甘さが特徴の清見タンゴール!

その一大産地、愛媛県西宇和郡の中でも特に美味しいといわれるのが佐田岬半島の宇和海側の段々畑で作られる清見タンゴールです。

厳しい自然環境の半島の急斜面に作られた段々畑で育てられた果実は格別です。

この機会にぜひ味わってみてください!


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