植え付けて2年半経過したライムの現状確認。

ライムの木

苗木を植え付けてから約2年半が経過したライム。
台風の接近もあって様子をみてきました。

夏場にアゲハチョウの幼虫によって食害された葉もほとんど見られなくなり、ようやく木として見場も良くなって来ました。
しかし、夏秋梢の成長に伴いミカンハモグリガの食害が多くなって来ました。
このように食害にあった枝葉は柑橘カイヨウ病の発生を助長するので要注意です。
ライムは樹勢が強く夏秋梢の発生もあるのでミカンハモグリガの食害の影響を受けやすく、これの対策をする必要があります。

先ずは夏秋梢の発生がみられることから薬剤の散布による防除が効果的なんですが、このライム園は無農薬栽培を目標にしているので農薬の散布は実施しないつもりです。
そのため、病害虫の防除は基本的に今シーズンで終了予定です。
とりあえず、このあとは夏秋梢の除去を行なうようにしています!

 

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取り残したライムの実が大きくなってます!

ライムの実全量摘果の際に落とし忘れていた実。
3cm程に成長していました。
ライムの収穫時期としては9月から翌年の1月頃までのようです。
これだけ長い期間収穫できるのもライム栽培の魅力ですね!

で、どのタイミングで収穫するのかということなんですが、大きさでいうと約6cmになったっころが適時だとか…。
他の柑橘のように着色するまで木上で生らしておくのではなく、青々とした時に収穫するようにします。

ライムはその香りと酸味が魅力的な柑橘なんで、完熟にする必要がないんです。
とりあえず、この残った実を観察していこうと思います。

 

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やはりミカンハモグリガには要注意ですね!

ミカンハモグリガの食害ライム栽培を始める時に感じていたカイヨウ病の発生。
そのカイヨウ病を助長するのがミカンハモグリガの発生による食害です。

このミカンハモグリガは夏芽や秋芽に発生しやすく、発生すると幼葉を食害します。
その食害した様子が絵を書いたように見えることからエカキムシとも呼ばれています。
この食害にあった葉はやがてカイヨウ病の発生源となります。
その為、除去することが重要なんですが、早い時期に除去しても直ぐに新芽が出てくるので注意が必要です。
基本的には10月中旬以降に除去すると新芽の発生は抑えられるといわれています。
気温の状態にもよりますが、その頃を見計らって除去してみようと思います。

ところで、ライムやレモンの栽培において、実の利用方法からして無農薬栽培が基本なのかと思いきや、そうでないケースも多いようですね。
確かに、園地の立地条件によっては病害虫の発生を抑えることは難しく、無農薬で栽培することの様々なコストを考えると薬剤散布による病害虫の発生を抑制する方が理にかなっているのかもしれません…。

さて、ここ佐田岬半島で無農薬でどこまでやれるのか…。
わくわくしてきますね!

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