今できる園地の流動化を防ぐ2つの方法!

ここ佐田岬半島は段々畑での柑橘栽培で知られています。
特に半島の先端に近くなるほど石垣で築いた段々畑の園地が多くなります。
その園地で近年、土地の流動化の問題が指摘されています。
単なる土砂崩れなどによる石垣の崩壊ではなく、土地そのものが流れてきているのです。
これは柑橘栽培における園地の管理方法によるところも多いといわれています。

流動化の原因には色々とあると思うのですが、一つには除草剤の使用があげられます。
雑草などの根が土壌の中にあることで土の流れをセーブしてくれているということ…。
それが根までも枯らせてしまうことによって雨などが土壌内に留まることができず、傾斜に沿って流れていくことがあります。
また、土砂崩れやイノシシによる被害によって崩れた石垣の補修が出来ていないことがあります。

これらの問題をクリアしていくことが流動化を防ぐきっかけにもなるのですが、現実問題として人手不足のため対処できていないのです。
人手を増やすことは人件費の増加になり経営面でも負担が多くなるので難しいところ…。
当園では約10年前から除草剤の使用を止め、全て刈り取っています。
また、イノシシの被害についても、先ずは侵入を防ぐことを優先し年々対策しています。
少しづつですが、前に進んでいるのが現状です!

 

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園地内の亀裂を発見!

土地の亀裂先日、除草作業中に亀裂を発見しました。
段々畑に設置している防風垣の部分なのですが、このままだと大量の雨が降ると石垣ごと崩してしまう可能性があります。

この園地は元々赤土の土壌で、水分を含みやすい傾向にあります。
そして、数年前まではイノシシの侵入を止めることができず、崩された箇所が多数あります。
また、台風による暴風で防風垣の杉が倒れたりする際にも石垣を崩してしまうケースもあります。

現在はイノシシの侵入を防ぐことに成功しているので石垣の整備を始める予定にしているのですが、完了するまでにはかなりの月日がかかりそうです…。

 

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石垣用の石も柔らかい泥石がほとんど…。

石垣この園地の石垣はいわゆる泥石と呼ばれている石で築かれている場所がほとんどです。
この石は柔らかく、年月と共に風化しやすいのと衝撃にも弱いという欠点があります。
しかも、石そのものが小さく、その石で継がれた石垣はそれほど強固なわけではありません…。

このような石は本来、石垣に使えるようなものではないのですが、この場所で段々畑を造った時にこのような石しかなかったのでしょう!
この辺りでは畑を作る際、その場で掘り出された石で石垣を築くことが一般的なので、これも仕方がないことだったようです。

では、どうしてこのような流動化が進んでしまうのかということなんですが…。
これらの原因は今の柑橘栽培の方法によるところも大きいと思います。
除草剤の散布による雑草処理の効率化によって他の作業へ労力を転換することができるということ、そして、イノシシによる被害は対策が難しく、経費もかかるので予算的にも各農家独自で対処するには限界があるということがあります。
イノシシの被害を食い止めることが出来なければ、たとえ石垣の補修をしてもまた崩されてしまうので、無駄になるというころになります。
現に当園でもイノシシの侵入を防ぐことが先決で石垣の補修まで手がまわらないのです。

除草剤を使わず土地の活力を復活させること、そして、地域全体でイノシシの駆除を実施すること!
その上で園地の保全管理に時間を充てることができると考えています。
当園では徐々にですが対処できる方向に向かっていると実感しています。

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