収穫前落果する清見タンゴール、その原因とその対処は…!?

ヘタ落ち果

今シーズンの清見タンゴール、収穫前になって落果が多くなっています。
例年、多少の落果はみられますが、このように落果する果実が多いのは珍しいですね。
何が原因なのか…。
病害虫による被害や樹勢の低下など、様々なことが考えられると思いますが、これといった原因の特定にはいたっていません。

今は少し触っただけでも落果するものもあります。
しかし、落果した果実をみても完熟しているワケではなく、まだ着色が悪いものも落果しています。
もしかすると今シーズンの寒さが原因なのでは…!?
雪や雨が多く、低温の状態が長く続きました。
そして、今でも朝晩の冷え込みが強く、日中との気温差が大きくなっています。
これらが原因で樹勢が悪くなり自然落果のような現象になっているのではないかとも考えられます。

いずれにせよ、落果現象が続いている状況で収穫を早めるのがいいのか、着色がすすんでいないことを重視して、収穫を急がないようにするのか、判断が難しくなってます…。

 

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着色優先か、収穫を急ぐか…。

果実の落果日に日に落果してくる清見タンゴール。
最初はカメムシによる被害なのかと思っていたのですが、落果した果実を確認したところ、そのような状態でもなく、未だに原因を特定出来ません。

以前、不知火(デコポン)で着果量が多く完熟になって落果したことがありました。
その時は見た目でも完熟状態であることが確認出来ましたが、今回の清見タンゴールに関しては着色がそれほど進んでいない状態でも落果しています。

やはり、冬場の低温状態が長く続いたことが原因なのかもしれません。
実際、この清見タンゴールだけではなく、サンフルーツも同様に落果しています。
清見タンゴールとサンフルーツを比べても仕方がないことなのかもしれませんが、例年よりも落果する量が多くなっているのは事実です。

着色が良くなるのを待つか、落果する前に収穫を急ぐか…。
もう3月も下旬になって来ていることもあり、収穫を急ぐほうが良さそうにも思います。
ここは決断の時ですね!

 

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落果した果実はどうする!?

落果果実さて、落果してしまった果実はどうするのか…。
落果したものをみても何らかのダメージが原因で落果したのではないのだから利用方法は何かありそうです。

実際に落果した果実を収穫作業の合間に食べていますが、普通に収穫したものと変わりなく食べることができます。
周囲の農家さんの中には、落果した果実を集めて加工用として出荷している方もいます。
たしかに、それもひとつの手段ですが、当園の場合、集めてまわる時間がありません…。
全ての収穫が終わった時点で集めるには時間が経ちすぎてしまい、そのあとの利用にも影響が出てきそうな気がします。

なかなか対処が難しいですが、なんとかしないとイケないですね!

ジューシーで爽やかな甘さが特徴の清見タンゴール。

後口がよく爽やかな甘さが特徴の清見タンゴール!

その一大産地、愛媛県西宇和郡の中でも特に美味しいといわれるのが佐田岬半島の宇和海側の段々畑で作られる清見タンゴールです。

厳しい自然環境の半島の急斜面に作られた段々畑で育てられた果実は格別です。

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