当園での不知火の収穫基準はデコの青味…。

着色確認1

今晩から一段と冷え込んできそうですね!
積雪の予報も出ているので、柑橘達への被害が心配です…。

さて、今日も午前中は不知火の収穫に行けたのですが、お昼頃に雨が降り、その影響で午後からの収穫は中止。
なかなか進まない状況が続いています。

今日は不知火の収穫基準についてお話したいと思います。
この基準はあくまでも当園だけの基準で、JAや三崎共選とは違いますので、予めご了承くださいね!

当園も基本は分割採集です。
一本の木でみると、木の上の方(ウラ玉)や表面(オモテ玉)から採集し、木の中の方(内玉)や下の方(裾玉)は後で採集します。つまり、2回に分けるということですね。
これはどの柑橘園でも行われていると思いますが、さらに、着色の進行具合によっても収穫する実を分けています。

 

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不知火はデコの部分を確認すればO・K!

着色確認2不知火の着色の確認作業はいたって簡単です。
ヘタに近い部分のデコの部分の着色をみればわかります。
サンテという繊維状の袋を掛けているので、それをちょっとはぐってやればいいんです!

その時に、どの程度着色しているか…。
その年の気象状況や着果量、大きさ等によって基準は変えていますが、今シーズンは着色が進んでいますが、クエン酸が少し高いのでちょっと厳しくしています。

先ずは完全着色がベスト。もしくは、ほんのり青味がかかっているものを収穫の目安にしています。
この基準は、今、収穫している園のクエン酸の数値がちょっと高いための処置です。

 

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はっきりと青味が確認出来るものはパス!

着色確認3この園はどういうわけかクエン酸が高いんです。
糖度もそれなりにあるんですが、酸が高いと出荷の時期が大幅に遅れます。
なので、収穫を急がなくてもいいようなのですが、残念ながら玉の進み具合が早いんです。つまり、熟すのが他の園よりも早く、収穫が遅くなると果皮障害が出ることがあります。
そして、木で完熟に近くすればするほど貯蔵が効かなくなります。
不知火は3月中旬頃が味が良くのって美味しくなると思います。この時期まで木に生らしておくと色々な障害が出るかもしれません…。
このようなことから、2月中旬頃までには収穫を終えておきたいところなんです。

なので、サンテをはぐってパッと見に青味が確認出来るものは後で収穫するようにします。
2回目の収穫の為にこの園に来た時には、もう完全着色になっています。

これらの作業は単純ですが、ひとつひとつ丁寧にしていく必要があるので、収穫作業に時間がかかります。
手間なことですが、これも美味しい柑橘を作るためには大切なことなんですよね!

一度食べると忘れられない味わいの不知火とは…。

その独特な食感と濃厚な味わい、さらに香りの高さが人気の不知火…。

ザクッとした食感でありながらもあふれんばかりの果汁、さらに皮をむいた時に広がる独特の香りは柑橘の中でもトップクラスです!

不知火とは一般的に呼ばれているデコポンのことで、数ある柑橘の中でも人気がある品種のひとつです。

中でも、ここ佐田岬半島の宇和海側で栽培されているものは味が濃くて最高に美味しいと市場でも人気の産地のひとつです。

ここ愛媛・にしうわ産の不知火、まだ味わったことがない方、この機会にぜひお試しください!

 


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