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栗の花が満開に!

栗の花

当園には栗の木が4本あります。
そのうち1本は古く、もう老木といっても過言ではありません。
その木は実を着けることもありますが全く着けないこともあり、着けても小さい実にしかならないことがほとんどです。
その他の木は数年前に植えたものでまだ若盛りで、勢いよく育っていて、ここ数年イイ感じの実を着けてくれています。

その栗の木、今は花が満開になって来ました。
その独特な花の形は一見すると花に見えないのですが、しっかりと雄花と雌花があり、実になる準備を整えています。
この栗なんですが、まだ木が若いせいか安定して実を着けてくれません。
栗農家ではないのでそれほど気に留めていないということもあるのですが、どうせならもう少し収穫量を増やせればと考えています。

そこで柑橘栽培同様、剪定作業によって充実した結果母枝を作ることが大切だということのようです。
これまでは邪魔になっていた木を切っていただけなんですが、これからはそのあたりのことも考えて剪定作業に当たる必要があるようです(笑)

 

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今シーズンの清見タンゴールは裏年の影響をもろに受けている!?

清見タンゴールの着果状況

今シーズンの清見タンゴール、着花量は多く、その流れを受けて着果量も多かったのですが、生理落果もほぼ終了した現在は不作といえるほど着果量が少なくなっています。
いわゆる裏年という状況ですね…。

昨シーズン、過去最高ともいえる収穫量を記録した清見タンゴールでした。
しかし、品質的には黒点病の大発生と台風の暴風による擦り傷の影響であまり良くなかったのと、熟すのが早く早い段階での腐敗果の発生で収入は激減。
こんな状況の中、木への負担が大きかったのが影響して花の量も多く、当然ながら実も多くなりました。
これは樹勢の衰えともいえ、その後の生理落果の動向が気になっていたのですが、生理落果が進んでも着果量が多めに推移していました。

それが、先日からの気温の上昇で一気に落果が進み、着果量が激減!
多めだった着果量も一転、不作といっていいほどの量にまで落ちてしまいました。
木の理性が働き実を落とし、樹勢の回復を図ったものと思われます。
それはそれで仕方がないでのですが、この後の摘果作業によって来シーズンの生産量にまで影響が出ないようにすることが大切になってきました。

とりあえず今シーズンは着色促進と極端な肥大化の防止対策として、摘果の時期を遅くし、落とす量も最小限にとどめることがポイントになって来そうです!

 

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生理落果の終った不知火の着果量は昨シーズンの80%程度!?

不知火の着果状況

梅雨入りをまじかに控えた今日この頃…。
各柑橘の生理落果もそろそろ終盤になってきました。
この園地は海抜が高く、比較的着花量も少ない方だったのですが、生理落果もそれほど進まず、このまま残っていくのかと思ってました。
ところが、ここへ来て一気に玉を落とし、昨年に比べると少ない状況になってきました。

生理落果はその年によってバラツキはありますが、例年だと第一落果、第二落果と進むにつれて落とす量も少なくなるのが必然的のはずなのですが…。
終盤に一気に落としてしまうという現象はどういったことなんでしょうか!?
様々な気象条件も影響していることだとは思いますが、これまでになかった状況のように感じます。

結果的に考えると、昨シーズンは表年ということで着果量が多かったこともあり、その反動で少なめになったということなんだろうと思われます。
つまり、裏年ってことになりますかね…。
まだ今の段階では正確な着果量は分かりませんが、大体の感じでは昨シーズンの80%程度に落ち着いているよう思われます。

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夏肥と春肥の違いは微量要素のマンガンとホウ素!?

夏肥の入荷

春に予約していた夏肥が本日入荷し、引き取りに行って来ました。
春肥の施用が終わる頃、早くも夏肥の予約…。
JAも抜かりがないですね!

さて、この夏肥なんですが、チッソ・リンサン・カリの割合が10・8・8です。
ちなみに、春肥もこれと同じ量のチッソ・リンサン・カリが含まれています。
このように主な成分は同じものだといえますかね…。

ところが、春肥には微量要素のマンガンとホウ素がプラスして含まれているんです。
といっても量的には微量ですが、それなりの効果を求めてのことで、マンガンは、落葉の防止や小枝を枯れることを防止する効果があります。
また、ホウ素に関してはマンガンが葉や小枝に影響を与えるのに対し、ホウ素は果実そのものにその影響を与え、果皮がデコボコになるなど粗くなることがあります。

このように発育期の葉や実に影響を及ぼすマンガンとホウ素…。
過剰摂取が問題になることはありますが、欠乏することでも影響が出ることが確認されていることから、春肥に混ぜ合わせ使用することになっているようです!

 

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剪定作業について!

剪定作業①

柑橘栽培において大切な作業のひとつに剪定があります。
不要な枝を切ったり、新しい芽を出すために切り込んだり…。
剪定作業によって木の状態を管理することも良質な柑橘を栽培するために必要不可欠な作業のひとつです。

この作業にも各農家さんのこだわりがあるようで、その時期や方法はひとそれぞれで様々な方法で行われているのが現状です。
通常、選定時期というのは3月下旬頃から始めることが多いようです。
しかし当園では、収穫の際にある程度不要な枝を切ったりします。
そして、各柑橘の収穫がすべて終わったころから本格的に開始します。
少し遅いのですが、作業の流れ的にこの時期になってしまうのが現実です。
さらに、摘果作業の際にも細かい剪定を行います。
この辺りの農家さん達もそれぞれの方法があるようで、皆さん工夫しながら作業を行っているようですね!

この選定作業、良質な柑橘を栽培するためにはとても大切な作業で、果実の品質はもちろん、収穫量にも大きく影響してくるので気の抜けない作業になります。

 

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