防風垣の補修として50本の杉苗を用意しました!

杉の苗

防風垣はここ佐田岬半島で柑橘栽培をする上で欠かせない設備の一部です。
当園でもほとんどの園で防風垣を設置しています。

この防風垣、年数の経過と共に枯れたり倒れたりしたものも多くなります。
そこで補植をする必要があるのですが、ここ数年間、補植をすることができずにいました。
しかし、今シーズン、ようやく50本の杉の苗木を購入し、補植をすることにしました。

今から補植しても10年程度はその機能を十分に果たすことができません…。
ですが、防風垣の抜けたところから風の影響を受けてくることが多くなり、今回の補植となりました。

 

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防風垣の機能と必要性…。

 

防風垣ここ佐田岬半島は一年を通して強い風が吹く場所です。
ほとんどの柑橘園には、この風による被害を防ぐために防風垣が設置されています。

この防風垣の種類としては生垣を利用する場合と防風ネットなどを設置する場合があります。
そして、防風垣には強い風から柑橘を守る役割があるのと、海から吹き上げる強い風によって発生する塩害を防止する役目があります。
これらのことから当園では生垣を利用した防風垣を設置しています。
というのも、防風ネットの場合はある程度の風は防ぐことが出来るのですが、塩害を防ぐ効果はそれほどありません。
それに対し、杉の木などを使った生垣の場合は、強い風から柑橘を守る効果もありますが、塩害を防止することが出来るメリットがあります。

 

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杉の木を防風垣に利用するメリットは…!?

杉苗の保存昨日入荷した杉の苗木。
一度、水に根を浸しておきます。
こうして根に十分な水分を含ませておいて植え付けていくことになります。

そもそも防風垣として利用される木は様々でした。
この辺では杉と槇が多かったようです。
杉の木の特徴は成長が早いことと塩害に強いことがあります。しかし、成長が早いだけに手入れは毎年行う必要があり、作業上、最も労力が必要だといえます。
一方、槇の木は成長は遅く、一度手入れをしておくと2・3年は手入れの必要がないくらいで、作業をする上では楽だったようです。

半島では一年を通して強い風が吹きつけます。
夏から秋にかけての台風や、冬型の気圧配置の際に吹き荒れる北寄りの風…。
園地のほとんどが海に面していることもあり、近年では塩害に強い杉の木を防風垣として利用する農家さんが多くなってきたようです。

明日、今吹いている防風が止み次第、各園へ補植作業にいく予定です。
防風垣としての機能を果たすまでにはしばらく時間がかかりますが、少しでも成長が早まるように手入れしていきたいと思っています!

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