今シーズンは出荷作業に悪戦苦闘してます…。

清見タンゴール

今シーズン、各柑橘とも精品率が悪く出荷指示が来てもその数を用意するのに大変です。
っというのも、昨年秋の台風の影響で果実に擦り傷が多く、外観不良が多いこかぜとがあります。
中には傷が原因で腐敗してしまう実もかなりありました…。
さらに、年明けからの寒波の影響で雪が多く、低温の状態も続いていたので着色が進まず、未だに完全着色になっている果実が少ないという状況です。

そんな状況で出荷指示が来てもそれを準備することが難しくなっているのが現状…。

これからは分割採集の徹底と着色を見極めてから収穫するようにして、けっして焦って収穫しないことが大切になってくると考えます。

 

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台風の風向きによって被害が拡大した今シーズン…。

風による傷通常、台風の風を防ぐための防風垣は南の風を考慮しています。
もちろん、あらゆる方向からの風に対処するように各園では防風垣を設置している場合が多いと思いますが、中にはその機能を果たすことが出来無くなってしまった防風垣もあります。

防風垣も柑橘の木同様、生きています。
それが何らかの原因で枯れてしまったり、折れてしまったり…。
そうなった時に補修しても数年は防風垣本来の機能は望めません。
当園では杉の木を防風垣として植えているのですが、それなりに成長するには時間が掛かります。

昨年のように台風の強い風が北よりから吹いてくると、普段影響の出なかった場所で影響があります。
その結果、柑橘の木や果実が被害にあってしまったようです。

 

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雨量の多さと寒波による低温は果実の着色に影響を与えました!

着色不良中晩柑は収穫前の一二ヶ月で一気に着色が良くなってくる場合が多いんですが、今シーズンは昨年秋以降の雨量の多さと日照不足、そして、年明けからの寒波の影響による積雪や低温が影響して着色不良の傾向がどの柑橘でも確認出来ました。

この影響で、今の収穫時期になっても着色が進まず、収穫出来ない状態が続いています。
そんな中、少しづつでも収穫しようと分割採集をしているものの、作業効率が悪く、共選からの出荷指示に応えられない状況です。

出来れば完全着色の状態で収穫したいところですが、なかなかそうも行きません…。
登園でも「もうちょい!」って感じの果実が多いのですが、全てを収穫することが出来ないでいます。
ここは焦らず着色の良くなった実を選びながらの分割採集で乗り切るしかなさそうですね…。

ジューシーで爽やかな甘さが特徴の清見タンゴール。

後口がよく爽やかな甘さが特徴の清見タンゴール!

その一大産地、愛媛県西宇和郡の中でも特に美味しいといわれるのが佐田岬半島の宇和海側の段々畑で作られる清見タンゴールです。

厳しい自然環境の半島の急斜面に作られた段々畑で育てられた果実は格別です。

この機会にぜひ味わってみてください!


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