当園が考える6次産業化と将来の展望について…。

加工品販売

ここ数年、1次産業の6次産業化が注目を浴びています。
農林漁業の6次産業化とは、1次産業の農林漁業と2次産業の製造業、そして、3次産業としての小売業の統合というか一貫性を持たせて組織化していくことによって農山漁村の地域資源を活用して付加価値をつけ地域の活性に繋げて行くことを目的とした考え方だと理解しています。

例えば、柑橘農家の場合、自らが栽培した柑橘を自らが加工し付加価値をつけた上で、自らが販売していく…。
これを組織だって実施している農家さんもいれば、個人で全てを行っている農家さんもいます。
労力や資金面でなかなか難しいところはありますが、既に実施している農家さんも多く、それなりの利益を上げているケースもあるようです。

しかし、これから参入しようとする場合、既に様々な農産物の商品化は進み単純な加工品は飽和状態にあるといっても過言ではありません。
ある程度の資金を投入して他の商品と差別化出来るような開発は必須で、単純な商品では価格競争に巻き込まれるだけです。

このような状況の中、当園でもジュースの加工をしていますが、正直、営農戦略の一躍を担うほどの売上は望めません。
そこで今、重点をおいているのが当園のファンを増やしていくことです。
生産量が少なく、資金投入もままならない小規模農家が出来ることは何なのかを考えて戦略を立てることが重要だと思います。

 

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加工品をひと工夫した消費方法を提案!

ジュースの利用当園の加工品は今のところジュースのみです…。
他にも様々な加工方法はあるのですが、どれも先駆者が存在していて既に市場では過当競争になっています。
その中に参入しても結果的に価格競争に堪えるだけの体力はありません。
生産量や商品開発の費用などを考慮しても無理に参入することはないと考えています。

そのため、加工品をジュースのみに限定し、しかも当園ならではのジュースにこだわることでファンを増やしていけたらと思っています。
そのジュースを飲んで頂いた方に実際の生果に興味をもって頂くことを最終目標としています。

なので、消費者個人に販売することよりもジュースを提供していただける飲食業の方々にアピールしていこうと考えています。

 

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当面の目標は飲食業の方に生果を提供していくこと!

果実の利用今は加工品のジュースを飲食業の方々にアピールしていますが、将来的には生果の販売をしていきたいと考えています。

生果の場合、単純にそのままで販売してもある程度の固定客は確保出来ます。
しかし、付加価値をつけるためには単純に食べるだけではなく、それをアレンジすることが大切で、それをプロの方々によって提供して頂きことができれば知名度のアップにもなります。
それが結果的に登園の柑橘達に価値を見出してくれることにつながると考えています。

色々と戦略は立てているものの、先ずは納得のいく柑橘を栽培することが先決です。
小規模農家だからもてるこだわりと、本物の柑橘の食味を引き出すことが当面の目標としています。
どういう結果になるか分かりませんがマイペースでやっていこうと思います!

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