なかなか駆除出来ない柑橘すす病…。

すす病

柑橘のすす病…。
その名の通り、煤けたような症状になる病害なんです。

この被害にあうと木も果実もすすが付いたようになってしまいます。
果実に至っては見た目がひどく悪くなり、一旦付着してしまうと取れなくなるので商品価値が下がります。
枝にいたっては枯れてしまうこともあるようなので注意が必要です!

この病害の主な原因はカイガラムシとハゴロモだといわれています。
特にイセリアカイガラムシが発生してしまうと厄介です。
一度駆除したと思ってもまた直ぐに発生してしまいます。
なので、発生しやすい園地では、黒点病の定期防除と合わせて散布しています。

また、ハゴロモは成虫になると飛び回るので、その前に対処することが大切です。
なので、散布のタイミングとしてはハゴロモがまだ成虫になっていない今の時期がベスト!
卵の段階で駆除することが被害を最小限に抑える要因になりそうですね。

 

スポンサーリンク

 

実はハゴロモはカメムシの仲間だった!

アオバハゴロモぱっと見、蝶のような蛾のようなハゴロモ。
実はカメムシの仲間だったようです!
恥ずかしながら、今まで知りませんでした…。

このハゴロモ、正式にはアオバハゴロモは枝や葉の樹液を吸うようなんですが、柑橘栽培においては、そのことによる被害はそれほど大きな問題ではないように感じます。
むしろ、その排泄物がすす病を誘発してしまう方が実害が大きいといえます。

成虫になってしまうと園内を飛び回ってしまうので、駆除が厄介になります。
なので、それまでに対処することが大切なんです。
実際、今日の散布作業中でも卵から孵化した幼虫のいる枝を数カ所で見かけました。
昨年、枝の中に産み付けられた卵が5月頃に孵化していたのだと思います。
この段階で駆除できたことはとても良かったですね!

 

スポンサーリンク

 

イセリアカイガラムシの駆除には天敵のテントウムシ!?

カイガラムシすす病を誘発する原因のひとつがカイガラムシです。
特にイセリヤカイガラムシは枝や葉の葉脈に沿って寄生し、吸汁被害をおこします。
このイセリヤカイガラムシもそうなのですが、柑橘においてはこの吸汁被害よりもすす病の原因となる甘露を大量に発生させるのが問題です。

これが多発すると枝が枯れてしまい、やがては木全体が枯れてしまうこともあるので注意が必要です。
当園では日照時間の長い、暖かな園地での発生が多く、今の時期から対策しておくことが大切になります。

ところで、このイセリヤカイガラムシの点滴がべダリアテントウムシだそうです。
このてんとう虫の生息が確認されると1ヶ月程度でイセリヤカイガラムシはかなり駆除出来るようです。
っということは、このてんとう虫の発生が確認される4・5月頃には殺虫剤の散布はしない方がいいということになりますね!
このてんとう虫の保護に重点をおいたほうが良いことになるみたいです…。

このように各病害虫にはそれなりに天敵もいるようなので、もう少し研究した方が良さそうです。
天敵によって駆除出来れば最高ですよね!

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*