4~8月は雑木の手入れ週間です!

雑木の手入れ前

春先4月頃から8月頃までの間、木は勢いよく成長していきます。
柑橘の木はもちろん、周囲の雑木も同じこと…。
そのため、雑木mの手入れをする場合、この期間が最も適しているといわれています。
成長の勢いがあるということはそれだけ栄養分を必要としているということです。
なので、この時期に栄養分を絶ってしまうことで木を枯らしてしまおうというものです。

雑木が柑橘園の方に伸びて来るとたちまち日照不足に陥ります。
そうなると柑橘の木の成長に影響を与えるようになり、生産量にも響いてきます。

そこで、雑木の手入れをするのですが、相手は自然に生えている木です。
その成長は力強いものがあり、並大抵では枯れてくれません。
しかも、一気に処理してしまうと周囲への環境にも影響を与えるので徐々に処理することが大切だと考えます。
特に大きな雑木の場合、そこに何十年も生きているのでそれをなくすことが周囲に与える影響は大きいと思われます。

そのため、大きな木になるほど徐々に処理することが出来る巻枯らしがベストな方法だと思っています!
この方法だと最初は葉が枯れて落ちていき、次に小枝、さらにはお大きな枝へと枯れて行くことになります。
このようにジワジワと処理する方法が自然界においても大切だと考えます。

 

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雑木の影響で真っ直ぐ育たない木…。

雑木の影響受けた木園内に雑木が張り出して来ると日照不足になるばかりではなく、雑木からおちてくる葉や枝、さらに雨垂れなどによってその下の木は真っ直ぐ伸びようとしなくなります。
つまり、影響を受けない、陽の光が差す方向へ向かって伸びていきます。

木の姿をみると一目瞭然で、嫌がっているのが手を取るように分かります。
今回処理した場所にある清見タンゴールの木は根元から曲がっているのが分かります。
もっと早くに処理すれば良かったのですが、何分、各園地の周囲には雑木が多くて…。
ここ数年、実の着け方も悪くなっていたので、これで多少は解消されると思います。

 

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一度処理しても数年で元に戻ってしまうほどの力強さが雑木にはあります!

雑木の手入れ後今回処理した雑木は10本ほど…。
うち2本は大きかったので巻枯らしの処理を施しました。
残りは伐採しました。

処理が終わったあとの様子をみると、思った以上に切っていないことに気が付きます。
一本の雑木の大きさは5~10m程度でそれなりに大きかったのですが、離れてみるとイメージよりも処理出来ていないように感じます。

しかし、これだけの空間を作ると、その下にある清見タンゴールの木にとってはかなりの環境改善になっているはずです!
来シーズンから品質の良い果実を実らせてくれることを期待しています。

これだけ処理を施したところでその効果は数年しか持たないでしょう…。
自然とのイタチごっこは永遠に続くことになりそうです!

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