防風垣の手入れをしていると毎年同じようなことを考えるんです…。
それは、処理した杉葉の利用価値です。
ここ数年、出来るだけ細かく切るようにし、それを園地に敷き詰めるようなイメージにしています。
以前は堆肥に出来ないかと色々と調べてもみたんですが、杉の葉にはリグニンという成分が多く含まれていることと、C/N比が大きいことが問題になっています。
このリグニンとい成分が微生物による分解を難しくさせているといわれています。また、C/N比は炭素含有量を窒素含有量で割った値で表されていて炭素率ともいわれています。これは有機物分解の指標として使われていて、この数値が大きいほど分解速度が遅いということになります。
つまり、これら2つの要因で杉葉は分解されにくく堆肥化には向かないといわれています。
では、毎年手入れした杉葉を園地に敷き詰めるようにしておくことは全く意味のないことかというとそうではなく、雑草の生えてくるのを抑える効果や園地の乾燥抑制に効果はあると思ています。
また、毎年手入れする際に細かくすることが出来れば多少なりとも分解される時間も短くなるように思うので、このまま続けていくことが大切だと感じています!
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