柑橘栽培における病害虫の中で、最も被害の大きなものに黒点病があります。
この黒点病、果実や葉、枝等に黒い点々が出来る病害なんですが、果実に出来ると著しく商品価値を下げるので最も対策が必要な病害の一つになります。
実際、年間を通じて定期的に防除を繰り返しているにも関わらず、なかなか防除できません。
この黒点病の発生条件となるのが高温・多湿の気象条件であることと、雨によって拡散していくので、今の時期は最高の条件となりますかね。
おまけに、年間を通じて25℃以上の気温の日が年々多くなっていることも対応が難しくなっている要因でもあります。
これらの気象条件下でいかにして発生・拡散を防ぐことが出来るかがポイントになってきます。
黒点病といえば枯れた枝に発生して、それが雨滴によって拡散していくといわれています。
その枯れた枝の除去はかなりの時間をかけても完全に除去することは難しく、次々に出来てくるので「いたちごっこ」のような感じになります。
なので、枝を枯れさせないような木の作り方をすることが重要になってきます。
高度な剪定技術と木の管理が要求させるし、園地全体の管理も大切です。
より一層の精進が必要ですね!
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