ここ数年、1次産業の6次産業化が注目を浴びています。
農林漁業の6次産業化とは、1次産業の農林漁業と2次産業の製造業、そして、3次産業としての小売業の統合というか一貫性を持たせて組織化していくことによって農山漁村の地域資源を活用して付加価値をつけ地域の活性に繋げて行くことを目的とした考え方だと理解しています。
例えば、柑橘農家の場合、自らが栽培した柑橘を自らが加工し付加価値をつけた上で、自らが販売していく…。
これを組織だって実施している農家さんもいれば、個人で全てを行っている農家さんもいます。
労力や資金面でなかなか難しいところはありますが、既に実施している農家さんも多く、それなりの利益を上げているケースもあるようです。
しかし、これから参入しようとする場合、既に様々な農産物の商品化は進み単純な加工品は飽和状態にあるといっても過言ではありません。
ある程度の資金を投入して他の商品と差別化出来るような開発は必須で、単純な商品では価格競争に巻き込まれるだけです。
このような状況の中、当園でもジュースの加工をしていますが、正直、営農戦略の一躍を担うほどの売上は望めません。
そこで今、重点をおいているのが当園のファンを増やしていくことです。
生産量が少なく、資金投入もままならない小規模農家が出来ることは何なのかを考えて戦略を立てることが重要だと思います。
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