2019年 2月 の投稿一覧

例年より5日早く清見タンゴールの収穫を開始!

清見タンゴール

今シーズンの柑橘、特に中晩柑においては着色が早い傾向にあります。
この清見タンゴールも例外ではなく、着色がかなり早くなっています!
そこで、少し収穫時期を早めまして20日から作業しても良いことになりました。

清見タンゴールの収穫は例年2月25日と決まっています。
何を根拠にこの日時を決めているのかは分かりませんが、ひとまずこの件に関しては深く掘り下げないようにします…。

この清見タンゴールは園地によっても収穫開始時期を限定しています。
やはり、日照時間が長く温暖な園地から収穫を開始することになっています。
このように区分けして収穫することで糖酸加減のバラツキを抑える効果があるので実施したいところです。
しかし、農家さんによっては手間がかかるので分割採集はせずに一気に収穫する方もいます。

とりあえず当園では、美味しい柑橘をお届けしたいということで、分割採集を徹底するようにしています!

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八朔の収穫を始めました!

八朔の果実

今日から八朔の収穫を開始しました。
やはり、他の柑橘同様、着色も良くなっているので、すぐにでも全量収穫できそうな感じです。
また、試食もしたんですが、酸抜けも良くとても口当たりが良くなっています。
今の感じとしては「木生り完熟」となっているような気がします。

年々、甘い柑橘の人気が高くなってくる中、この八朔の人気も健在で、いまだに好んで食べていただいている方も多いんです。
とはいっても、以前ほど人気があるわけでもなく、他の農家さんの中には八朔の栽培を諦め、他の柑橘へと改植を進めているケースも多くなっています。

当園でも八朔の木は数本で収穫量もほんのわずかです。
これだけの量しかないと個人販売する程度で事足ります…。
しかし、いくら需要が減っても食べたいと思っておられる方がいるのであれば栽培は続けていこうと考えています。
そのためにも美味しい八朔を作り続けることが大切なんですよね!

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不知火(デコポン)の分割採集が終わり全量収穫へ!

分割採集

不知火(デコポン)の分割採集が今日の午前中で終了しました。
4か所の園地のうち、最も酸抜けの悪かったところを最後にすることで少しでも酸抜けを促進させることができたと思っています。

そして、午後からは残しておいた実の全量収穫のため、一番最初に収穫を始めた園地に戻ってきました。
分割採集は果実を木上で熟成させることが出来ることから大変良いことなんですが、デメリットもあります。
それは、積雪等の気象条件によっては被害にあってしまうことがあることと、鳥による食害です。

この鳥による食害を防止するために袋掛けをしているのですが、完全に防ぐことは出来ません。
この園地でも鳥の食害にあっている実を多く確認することになりました。
ある程度、覚悟をしての分割採集ですが、少し残念な気もしますね!
とはいっても、残しておいた実は着色はもちろん、食味も良くなっているのでそれなりの効果はあったと思っています。

さて、これからは全量収穫です!
一気に採りあげていきたいと思います。

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今一度、袋(サンテ)掛けの効果について考えてみた!

鳥の食害

サンテとは鳥の食害防止と着色促進の目的で掛けられる繊維状の袋のことなんで、製造メーカーの付けた商品名です。
この辺りでは一般的に商品名の「サンテ」をそのまま使って袋掛け=サンテ掛けということになっています。
厳密にいえば、ちゃんとした袋(油紙)も使用しているケースもあるので、一概にはいえませんが…。

当園では不知火(デコポン)と清見タンゴールの2品種で使用しています。
特に不知火では鳥による食害対策として使用しています。
また、清見タンゴールでは鳥の食害防止はもちろん、着色促進も目的として使っています。

しかし、これを被せたからといって万全ではありません。
鳥たちは隙間から実を食べてしまうし、着色も気象条件に影響されることが大きいので、これを被せたからといってその効果で着色が良くなるとは断言できないのが現状です。

このサンテの効果を十分得るためには、的確な使用方法を実施することが大切なんですが、どうしても作業の効率上、大雑把になっていることが多いですね…。

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