2018年 10月 の投稿一覧

やはり天生り果を落とすと玉太りが良くなりますね!

不知火の摘果終了

先日、天生り果を全て落とした不知火園に行って来ました。
やはり、予想通りに玉太りがグンと良くなっていました!
本来であれば天生り果を最初に摘果したほうが良いのかもしれませんが、どうしても作業の都合で後回しになってしまいます。

着果後、天生り果は大きく成長します。
その分、栄養が吸い上げられているということなんでしょうが、残念なことに天生り果は外観が悪く、外皮も厚くなりやすく、糖度も低い傾向にあります。
その為、摘果の際は早い段階で落とすのがベストだといわれています。
そうすることで、他の部分の果実に多くの栄養が届けられるようになり、玉太りが良くなります。
実際、天生り果を落とした木の果実は一回り程度大きくなっています!

当園では、基本的に樹冠最上部から50cmを目安に全量摘果するようにしています。
着果量が少ない時には戸惑うこともありますが、これを実施することがとても重要なんです!

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不知火の着果割合は葉120枚につき果実は1個がベスト!?

摘果後

そろそろ仕上摘果も終わらせないとイケない時期になりました。
基本的には終了して次の作業に移行しているのですが、まだまだ十分ではないところもあったりして…。
他の作業中でも気がついた時には摘果していることが度々あります。

さて、今日は不知火園に来てみたんですが、やっぱり生り過ぎている木があります。
一応、営農指針では不知火(デコポン)の場合、葉の数が120枚につき果実は1個が理想のようです。
しかし、実際にはこのように摘果している農家さんはどれくらいいるのか…。

やはり、サイズもさる事ながら数量の確保と食味のことを考えると、そのように摘果するのはいかがなものか…。
そこで当園では、後期重点摘果を実施していますが、木の生り具合をみて摘果のペースを調整しています。
確かに遅くなるほどサイズアップは望めなくなるので、この辺りのバランスがとても重要になってきますね!
「長年の経験」っとでもいうのでしょうか!?
そして、天候にも左右されるので難しいところもあります。
雨が多くなりそうな時はある程度の玉数を残しておくようにしています。
これが収入アップにもつながるので…。

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収穫間近の温州みかんがハクビシンの食害に!

ハクビシンの食害1

当園で今シーズン初めて収穫する温州みかん。
苗木を植え付けて5年目になり、ようやく味ものってくる頃です。

その温州みかんがハクビシンの食害にあってしまいました。
二日前に確認したときは大丈夫だったので、昨日、園地に侵入されたのかもしれません。
もうそろそろ侵入防止の柵をしようと思っただけに残念です…。

ハクビシンはイノシシ用の鉄筋柵のマス目を潜り抜けてしまうし、電気柵のリード線の隙間をくぐり抜けてきます。
その為、イノシシ対策では対処できないのが現状です。

そこで、昔ながらの「腐りかし」と呼ばれる魚のアラを発酵させた物を園地内に置くことで、ハクビシンを寄せ付けない効果があるといわれています。
それを置いていたのですが、その場所から離れた木が被害にあってしまいました。

やはり、その生態を理解してしっかり対策していく必要がありますね!

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二人のエバさんと共に石垣の修復作業をしました!

石垣の補修

以前の台風による大雨で、段々畑の石垣が崩れてしまいました。
その石垣の補修作業を本日、二人のエバさんを迎えて実施しました。

通常、石垣の補修は自分で行うんですが、今回の場合は、当園の石垣が他の方の園地に崩れているということで、素人ではしっかりとした補修ができないといけないので石垣の補修経験が豊富なエバさん二人に来ていただきました。

ここ佐田岬半島では石垣を使った段々畑が多く、その石垣のメンテナンスはエバさんと呼ばれる方々が中心に行っていました。
しかし、そのエバさんと呼ばれていた方々も年々減少し、今ではほとんどいない状態です。
そんな中、柑橘の栽培をしつつ石垣の補修に携わる方が出現し、なんとか補修を行っているのが現状です。

そこで今回、二人のエバさんに当園の補修をお願いし、それに同行し、石垣の補修要領を見習うことにしました。
見よう見まねで行うのとは違い、作業の手際の良さや、石を積み上げる正確さはとても勉強になりました。
少し、スキルアップしたように思います!

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防風垣にまとわり付く厄介者のキヅタ!

キヅタ1

今、メインの作業は防風垣の手入れです。
防風垣に使用されているのは杉で、場所によってはマキなども利用されています。

この防風垣に共生しているのがキヅタです。
垣の木の根元から這い上がり、防風垣を伝って伸びていきます。
その際、付着根という根を出して伸びて行くのですが、これが厄介なんです。
成長するに従い強力に付着するので、処置するのが大変になります。

このキヅタ、付着して成長していくだけで、付着した木を枯らすことはないといわれています。
が、実際には枯れていくことが多いので、処理しておくことが大切です。
木の根元からツルが伸びてきた頃、適切に処理出来れば何ら問題ないんですが、一旦、幹にそって這い上がってしまうと処置に苦労します。
なので、除草作業の際には木の根元に注意して刈るようにしています!

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