今、メインの作業は防風垣の手入れです。
防風垣に使用されているのは杉で、場所によってはマキなども利用されています。
この防風垣に共生しているのがキヅタです。
垣の木の根元から這い上がり、防風垣を伝って伸びていきます。
その際、付着根という根を出して伸びて行くのですが、これが厄介なんです。
成長するに従い強力に付着するので、処置するのが大変になります。
このキヅタ、付着して成長していくだけで、付着した木を枯らすことはないといわれています。
が、実際には枯れていくことが多いので、処理しておくことが大切です。
木の根元からツルが伸びてきた頃、適切に処理出来れば何ら問題ないんですが、一旦、幹にそって這い上がってしまうと処置に苦労します。
なので、除草作業の際には木の根元に注意して刈るようにしています!
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しっかりと付着したキヅタは厄介です!
防風垣の根元から幹伝いに這い上がったキヅタ。
年数を重ねるごとにツルも太くなるし、付着するために伸びてきた付着根の量も多くなり厄介なことにいなります。
このキヅタを芝刈り機で処置しようと思ったんですが、これが大変なんです。
ツタの付着根がしっかりしているので剥がすことすら大変なんです。
通常は幹の表面を伝って成長するので簡単に処置できそうに思うのですが、幹に喰い込むようにして伸びたツルとその付着根は年月を重ねるごとに基幹部分から枝の方へと伸び、その際に枝の中を縦横無尽に這っていきます。
このようにして伸びたキヅタはやがて防風垣を覆い尽くすまでに成長を続けます。
このようになると、処置するにも大変で、少しづつ切り離しながら処分するしか方法はありません。
この際、付着根がしっかりしている部分を取り除こうとすると木の皮をはがしてしまいます。
この結果、木を枯らさせてしまうことになるのではないかと思ってしまいます!
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キヅタを強引に剥がしてしまうと…。
防風垣の根に張り付いたキヅタを強引に剥がしてしまうと、杉の皮が剥がれます。
それくらいキヅタの付着根の力が強いということなんでしょう!
かといって、キヅタに切込を入れても全く枯れることはありません…。
一説によると、キヅタが絡んでも、その木が枯れることはないようなのですが、実際には枯れるケースが多いんですよね。
よく見てみると、キヅタは幹に喰い込むように伸びているケースが多く、なかなか処置できないでいるケースもあります。
キヅタの処分は一気に行うのではなく、時間をかけて少しずつ防風垣の幹から剥がしていくことがポイントになります。
杉の木を傷めずにキヅタを取り除くのは大変ですが、やるしかないですね…。