今が一番美味しい不知火(デコポン)!

デコポン

柑橘の中でも個性が強い不知火(デコポン)。
ここ愛媛ではヒメポンと呼ばれていた時もあります!
個人的にはひめぽんの方が好きですが…(笑)

甘さと酸味のバランスが独特で濃厚な味わいが人気ですよね!
一度食べたらハマってしまう方も多い柑橘のひとつです。

収穫時は酸味が強いので一定期間予措し、酸が抜けた頃に食べます。
ちなみに、我が家でもこの方法で出荷しています。
実際に食べてみると、3月下旬頃から美味しさが一気にましてくるような気がします。
今の時期、一番楽しめる柑橘のひとつですね!

 

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園地によって貯蔵期間を変え美味しさを引き出しています!

デコポン保存状況我が家の不知火(デコポン)の園地は海抜6・70mから180m付近まで様々です。さらに日照時間か年間の平均気温も差があります。

そのように差がある園地で栽培されるものは当然ですが糖やクエン酸などに差が出ます。
そして、糖度が高いのにクエン酸も高く「酸っぱく感じる」ものや、糖度、クエン酸ともに低く「口当たりが良い」ものなど、各園によって実に様々な食味になるんです。
そこで一定期間予措(貯蔵)することでクエン酸が抜けるのを待ちます。

個人的な意見ですが、糖度は貯蔵したからといってそれほど増してくるとは思えません。なので、いかにクエン酸が低くなるかによってその食味が決まってくるように思います。

このようなことからクエン酸の低くなったものから順番に出荷していきます。
この時、糖度は一定の基準(デコポンだと13度以上らしい)をこえていれば大丈夫なようですが…。

 

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 美味しさのポイントはクエン酸!?

完熟状態我が家の出荷状況も最初はクエン酸の低い園から出荷されます。
つまり、完熟さえしていれば糖度は基準を超えていないものはほとんどないとみてイイんです!

収穫前、各園の糖・酸状況をチェックするためJAにサンプル品を提出します。その結果や今までの経験をもとに収穫する園を決め、順次収穫していきます。
つまり、最初に口当たりの良い園を収穫し、クエン酸の高い園は完熟させるため後回しにするんです。
これは園単だけではなく、同じ園内でも、同じ木でも同じことで、一度に収穫せず分割採集するようにしています。

このようにして収穫・貯蔵したもののうち、最後に残るのがクエン酸の高かったものです。
しかし、我が家ではクエン酸が高いものは糖度も高い傾向にあります。つまり、味が濃厚なんですね!
なので、今の時期が一番美味しくなっていると思っています。
中には、収穫時、着色が悪かったものもあるのでバラツキはありますが…。

もうそろそろ終盤になってきました!
不知火(デコポン)ファンの皆様、また、食べたことがない方、ぜひこの時期のものも一度、ご賞味くださいませ…。
きっとハマりますよ♪

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