栗の花が満開に!

栗の花

当園には栗の木が4本あります。
そのうち1本は古く、もう老木といっても過言ではありません。
その木は実を着けることもありますが全く着けないこともあり、着けても小さい実にしかならないことがほとんどです。
その他の木は数年前に植えたものでまだ若盛りで、勢いよく育っていて、ここ数年イイ感じの実を着けてくれています。

その栗の木、今は花が満開になって来ました。
その独特な花の形は一見すると花に見えないのですが、しっかりと雄花と雌花があり、実になる準備を整えています。
この栗なんですが、まだ木が若いせいか安定して実を着けてくれません。
栗農家ではないのでそれほど気に留めていないということもあるのですが、どうせならもう少し収穫量を増やせればと考えています。

そこで柑橘栽培同様、剪定作業によって充実した結果母枝を作ることが大切だということのようです。
これまでは邪魔になっていた木を切っていただけなんですが、これからはそのあたりのことも考えて剪定作業に当たる必要があるようです(笑)

 

低樹高仕立てについて…。

栗の木

栗は充実した結果母枝の先端部から出た新梢に花を着けるようです。
ということは、先ずは結果母枝を作ることが大切だということですね!

この結果母枝を作るにあたって、木の形をどのようにするのかがポイントになって来るようです。
この栗の木は不知火園の隅に植え付けているもので、本格的な栽培を目的としていません。
ましてや不知火の木のこともあるので大きく育てることも考えてないのですが、年々大きくなって来ていて、不知火の木への影響も出始めてきました。
栗と不知火、それぞれが競合しないようにしないと…。
そこで見つけたのが低樹高仕立てという栽培方法です。
この方法だと木を低く抑えることが可能で、不知火の木に与える影響も少なく済みそうなのでトライしてみようと思います。

今の木の状態は適当に剪定していただけなのでまるでなってません(笑)
これから少しづつ研究して当園の状況に合った栗の木に仕上げていきたいと考えています。

それにしても、適当に栽培しているのに毎年花を着け実になってくれる栗。
感謝・感謝ですね!

 

しっかりとした結果母枝を作ることが大切!

栗の雌花

柑橘栽培でも同じことなんですが、結果枝を芽立たせることが大切で、それの元になるのが結果母枝です。
良好な結果母枝を作るためには木全体の日当たりを良くすることが大切で、剪定作業が重要なポイントになって来るようです。

実際の木では絵に描いたようになっていることはほとんどありませんが、全体的に低くすることで陽当りをよくして充実した結果母枝を作ることができます。
そして、そこから伸びる結果枝に花が着くことになります。
このようなことから剪定作業が大切なんですね!

ところで、栗の花の匂いってご存知ですか!?
この匂い成分は 人の精液に由来するスペルミンだとインターネット等で言われてきました。
たしかに独特な匂いですよね!
しかし、 どうやら、栗の花の香成分はスペルミンじゃなくて不飽和アルデヒドのようなんです。
どうでもいいことなのですが、なんだかスッキリしました(笑)

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