当園ではスプリンクラーの設置している園が3ヶ所あります。
これは各病害虫の定期防除の際、とても楽で時短にも繋がり、作業の省力化においてとても効果的だと思います。
しかし、効率よく散布するためには木の管理がとても重要になります。
園内の木が密植していたり、枝の重なりが多かったりすると防除しても効果はうすくなり、その結果、品質の高い柑橘が出来なくなります。
その為、今の時期は選定作業や縮伐・間伐作業がメインになります。
これをしっかり行うことで散布しても効果的になり、その結果、品質の高い柑橘の栽培につながります。
スプリンクラーでの散布は上からの散布になることが多いので、枝が重なっていたり、密植しすぎているとムラができます。
なので、散布出来ていない箇所をなくすことが必要になります。
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密植している園では間伐をメインに!
段々畑での栽培の場合、どうしても木が密植気味になってきます。
とうしても畑が狭くなるので木は上へと成長していきます。
こうなるとどうしても隣の木との重なる部分が多くなり、根っこまで日差しが届かなくなります。
今シーズンは剪定作業をしても思うようにならないので、縮伐か間伐をすることにしました。
木と木の間を十分確保して、木自体の高さを低くすることで各病害虫防除の効果をアップさせることが出来ます。
特に、今シーズンは着花量が多いので間伐に適しているといわれています。
多少、収穫数量が減少することも考えられますが、精品率をアップさせることができれば、結果的にその方が良さそうです!
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木の根っこまで十分に日差しを届けることが出来るように仕上げることが大切です。
柑橘の木を管理する際、先ずは、木の根っこの方まで日差しが届くようにすることが大切だといわれています。
そこまで十分に日差しが届くということは木の下の地面にも日差しが届き、雑草も生えてくることが出来ます。
雑草が生えると、その処理に手間はかかりますが、土壌が良くなり柑橘の根にとっても良い影響が出るというもの…。
草も生えないような場所だと、それはそれで困りものです。
間伐したばかりの時は、少し切りすぎたように感じますが、木は直ぐに成長します。
なので、多少の切りすぎ感があっても気にしないようにしています。
このように木を切った時にはそれら枝の処理も大切になります。
当園では、剪定作業や間伐作業によって出来た枝の方は焼却処分にして、少し大きな丸太は巻風呂の原料にします。
柑橘の木は固く、良い炭が取れるんです!
この炭もバーベキューなどに再利用できるのでとても重宝します。
再利用ってやつですね…。