今シーズン、イノシシの食害は防いでいるものの、鳥による食害が後をたちません。
といっても、それなりの対策をしているワケではないのですが…。
この辺ではイノシシの被害が甚大で、それに比べると鳥の場合、比較的軽い食害で済むので気にならないということもあります。
しかし、鳥は鳥でもカラスになると別問題です!
カラスが群れで園内に入った場合、その食害の量はかなり多くなることがあります。
今回、見回りに来た清見園でも例年よりカラスの被害が多くなっています。
カラスによってサンテを剥がされた果実はヒヨドリやメジロなどの小型の鳥たちの標的になります。
清見タンゴールの収穫は今月下旬から…。
着色の状況を確認したところ、今シーズンはもう少し遅れそうです。
収穫までに被害が拡大しそうであれば対策を考えた方がいいのでしょうが、これといった策が見当たりません…。
スポンサーリンク
[ad#blog-yugiboushi-site-01]
カラスはサンテを剥がすことをいつ学習したのか!?
清見タンゴールの園内のいたるところに果実に被せていたサンテが地面に落ちています。
これはカラスによって剥がされたものだと思われます。
カラスは頭が良く学習能力が高いといわれていますが、果実に被せているサンテを剥がすとその中には美味しい柑橘があることを覚えたんでしょう!
この動作は他の鳥たちには難しいかもしれないですが、カラスのような大きな鳥にとっては比較的容易だったんでしょうね。
また、鳥は目が良くて、自分たち人間よりも色を見分ける能力が高いといわれています。
なので、サンテを掛けている果実の着色具合も分かるのかも…。
なかなか侮れないですね!
スポンサーリンク
[ad#blog-yugiboushi-site-02]
鳥による食害は思ったよりも大きい…。
鳥の食害防止のために掛けている袋、サンテ。
これの効果は一目瞭然です。
カラスによって剥がされた果実のほとんどは食害にあっています。
中には外皮だけが残っているものもあるくらいです。
カラスがつついた後を他の鳥が綺麗についばんで食べたのだろうと思います。
画像のように、サンテが剥がされたものは見事に食害にあっているのに対し、ちゃんと保護されている果実には被害がありません。
これくらい効果があるものだと改めて実感しています。
しかし、サンテを被せていても食べられている果実もあります。
それは、隙間から食べられているようです。
袋掛け作業の際、全てを覆うように出来れば良いのですが、作業的にそれは難しのが現状です。
サンテの形状を本当の袋状にしてしまえば防ぐことができるかもしれませんが、こうすると作業効率が落ちてしまいます。
何かいい方法はないものでしょうか…!?
これから熟してくる清見タンゴール。
さらに鳥の食害が多くなってくるだろうと思われますがこれといった対策は見つからないのが現状です。
色々な「脅せ」もありますが、なれてしまうと効果がなくなります。
とにかく収穫することが一番だと思いますが、清見タンゴールの着色状況も不知火同様、進みが遅いようです。
困ったものですね…。