清見タンゴールの1年生苗木に異変!?

清見タンゴールの苗木

例年だと梅雨入りしていてもおかしくない時期なのですが、未だに梅雨入り宣言がない今日この頃です。
そんな中、除草作業に明け暮れる毎日です。
今日も清見園で除草作業をしていたのですが、今年の春に植え付けした清見タンゴールの葉に異変が起きているのを発見しました!
わずかですが、食害もあり、葉を巻く被害も出ています。
一見すると、ミカンハモグリガのようにも思えたのですが、葉の症状がそれの被害とは異なるようです…。

食害の状況をみるとミカンナガタマムシのようにも思え、また、葉の巻かれている状況をみるとミカンヒラタマルハキバガのようにもおもえるのですが、これといって特定できるような症状でもなさそうです。
一体、何の被害なのか気になるところなんですが…。

そこで、まだそれほど大きな被害になっているわけではないので、しばらく様子をみることにしました。
この先、同じような被害が広がってくると対処の必要がありますが、今のところはそれほどでもないのが現状です。

 

ミカンナガタマムシという害虫について!

葉の食害

害虫の中でも厄介なもののひとつがこのミカンナガタマムシです。
葉を食害するのは成虫になってからです。
幼虫はというと幹に穴を開けて侵入します。
このことによって樹勢を低下させて枯死を起こすケースもあります。

この害虫は、苗木のような若い木に被害を与えるのではなく、成木になってからの方が多いようです。
それは、幼虫は樹皮下で越冬するようだし、今頃の時期に木の内部から出てきた成虫は7月頃まで活発に動き、やがては樹枝の割れ目に産卵するそうですね!

今回、苗木に起こっている状況をみると、どうやらこのミカンナガタマムシの被害ではなさそうですね…。

ミカンヒラタマルハキバガとは!?

葉が巻く被害

このミカンヒラタマルハキバガ、幼虫期に新芽や新葉に被害を与え、新葉を巻くことが多いようです。
成虫は越冬するようで、年に3回程度発生するようです。

この害虫を実際に確認したことはないのですが、葉を巻くことが多いようなので、このような症状が現れた場合はうだがって見た方がよさそうです。
この害虫も殺虫剤に弱いようで、発見した場合はそれを散布すると効果があるようです。

このように、今回の症状だけをみるとミカンナガタマムシやミカンヒラタマルハキバガの被害でもないように思います。
それよりもミカンハモグリガの方を疑った方が良いようにも感じます。
とりあえず、症状がわずかなので、しばらく様子をみることとします!

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