今シーズンの天草は口当たりが良く、いい感じです!

天草

12月上旬、天草を収穫しました。
昨年、一昨年とイノシシの食害で収穫量が減りづつけていましたが、今シーズンはようやく全量収穫に成功しました。
とはいっても、鳥やハクビシン等の食害は少量ありましたが…。

今シーズンは夏以降の雨量が多く、少し糖度が少ないようですが、その分、酸ヌケがよくて口当たりが良いのが特徴です。
また、秋に接近した台風の影響で擦りキズが出来てしまったものもありますが、この天草に関してはそれほど問題はなさそうです!

今シーズンの天草の状況ですが…、
サイズにバラつきはありますが、JAの規格サイズや我が家の望んでいたM・Sサイズもそこそこあるのでひと安心です。
食味の方は先ほどもふれましたが、糖度は若干少ないものの、酸ヌケがよくとても口当たりが良くなっています。これからの予措によって甘さを感じてくるようになると思われます。

 

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天草の収穫の合図はクラック!

天草のクラック天草という柑橘は着色がとても早いのが特徴です。
当園では11月に入ると色付き始め、下旬には完全着色になります。
これは、園の場所が南西方向に向いていて、海抜も低く、温暖な環境にあるからだろうと思われます。
また、半島独特の段々畑と水はけの良さもその要因のひとつだと考えます。

しかし、着色が良いからといって収穫できるワケではありません。
それは糖度の問題です。
柑橘、特に中盤柑類は収穫から食べころになるまで一定期間、予措する必要があり、早めに収穫することで長期間の貯蔵が可能になります。
ですが、あまりにも早く収穫すると糖度や着色が不足します。
逆に完熟するまで慣らしておくと、糖度はあがりますが長期間の貯蔵が出来なくなります。
やはり、ある一定期間貯蔵することで味をなじませた方が美味しくなります。

そこで、収穫の目安になるのが着色の進み具合です。
これは各柑橘によって違ってきます。特に天草の場合、完全着色になっているので見分け方が難しいのです。
そこで目安にしているのがヘタ(ギボ)の周りに現れてくるクラックです!
このクラックが糖度がのってきた目安となります。
今シーズンも園内の各ポイントで確認してから一気に収穫しました。

 

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ようやくイノシシの食害を食い止めることが出来ました!

天草の収穫柑橘栽培において、収穫量はとても重要です。
一年の総決算ともいえる収穫で自然や害獣による被害で数量が減少すると、減収に直結します。
(まれに収穫量が多すぎて値段が下落することがありますが…。)
自然災害の場合はある程度仕方がないことですが、害獣、特にイノシシの場合はその対策によって防ぐことができます。

この天草園でも数年前からイノシシの侵入があり、一昨年から食害がひどくなってきていました。
それなりの対策をしてきたのですが、周囲の協力がないと当園で対策を施しても周囲から侵入されると手の施しようがありません。
そこで、数年前から周囲の園の方にお願いしていたところ、今シーズン、ようやく侵入防止対策をとってくれました。
そうなると、後のメンテナンスを当方がすることによって、ようやく食害を防ぐことが出来ました。
やはり、このような被害には周囲の協力体制が必要なのですが、農家さんそれぞれの考え方があり上手くいかないのが現状です。
これを解消するのが今後の課題のひとつでもありますね…。

さて、冒頭でもふれましたが、当園の天草、今シーズンはイノシシの食害も受けずほぼ全量収穫することが出来ました。
JAの規格に適合したもの、その基準には当てはまらないもの、それぞれありますが、今後の見通しが付いたのでホッとしています。
今シーズンも規格外の「ワケあり」としてネット、店頭にて販売を開始します。
食べころになるのは来年2月上旬頃かと思われます。
今シーズンの天草、とても口当たりが良くていい感じに仕上がってくれるでしょう!

ジューシーであと口の良い甘さが特徴の天草!

天草は佐田岬半島の先端に位置するみさき地区特産の清見タンゴールと早生みかんを掛け合わせたものにページという柑橘を掛け合わせたタンゴール系の柑橘です。

さっぱりとした甘さとジューシーな果肉が特徴!

今のところあまり市場に出回っていない希少価値の柑橘です。

この機会にぜひ、お試しください!


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