今シーズンも本格的に除草作業が始まりました。
例年のことなんですが…、
除草作業をスタートした園から一通り終わって元に戻ってくると、元のように雑草が生い茂えっている状況。
いつもこの繰り返しです。
これでは他の作業に当てる時間が少なくなり、いつも中途半端になっています。
これでは柑橘農家としては失格です!
なので今シーズンから作業の時間配分を考慮して、除草作業にかかる時間を短縮することにしました。
といっても、除草剤を使用するのではありません。
ちょっと手抜きをしてみようと思っています。
つまり、「あらまし」で作業を進めるということ…。
園地の土壌や木に弊害が出ないよう、適度に手を抜いて時短に取り組んで行こうと思います。
どれくらいのペースで除草作業をこなしていくのがベストなのか…。
ワンシーズンかけて試していきたいと思います!
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それぞれの時期によって除草作業を行う意味が違います!
春先にスタートし晩秋まで…。
この間、ずっと草刈り機で除草作業をしています。
その間には剪定作業に摘果作業、雑木の手入れや各病害虫の防除、さらに施肥や袋かけ作業、防風垣の手入れなども行う必要があります。
これまでは除草作業にウエイトをかけてきましたが、そろそろひとりで全てを子なして行く必要が出てきました。
なので、各作業の時間配分を考慮しつつ作業して行くことが重要になって来ました。
その為には除草作業にかける時間を少なくすることが必須になってきます。
かといって、除草作業を疎かにするとそれなりの弊害も出てくると思われます。
いかに手を抜くかが大切になってきます。
いわゆる、「あらまし」でイイんです!
ちなみに、この「あらまし」という言葉は、大体とかおおよそといったアバウト的な意味を持つ方言です。
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除草作業によって刈り取られた雑草も堆肥として有効利用しています。
刈り取られた雑草は堆肥となり土壌へと戻っていきます。
更には、肥料によって分解もされるので、雑草でも十分と役割はあります。
また、刈り取った後の根が残ることによって畑の土壌の流失の予防にも効果があります。
このように除草作業には単なる雑草処理だけではなく、様々な効果が見込まれます。
この除草作業によって得られる効果を残すためには、どの程度刈り取る必要があるのかを確認することも必要な気がします。
更には、刈り取り方が少なく雑草の伸びてくるのが早過ぎると意味がなくなるので手抜きの程度がとても重要なポイントになってきますね!
あらまし的な農作業、今シーズンの課題です…。