今日は不知火と八朔、そしてサンフルーツの納品のため街に行って来ました。
いつものように夜明け前に出発し、ご注文いただいた商品を納品し、お昼過ぎに帰宅。
その後は各園の見回りに…。
各柑橘の木の状態を見てきたのですが、やはり弱っていました。
この件に関しては後日、チェックしたいと思います。
それよりも、すでに蕾が顔を出していました。
各柑橘のほぼ全てで確認できます!
やはり着花量が多くなりそうな予感がしています。
今シーズンは裏年にあたり生産量が少なかったので来シーズンは多くなるのだと思います。
それなりに作業は忙しくなりますが、ある意味、期待したいですね!
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蕾の着き方に注意する必要がありますね!
これはサンフルーツの蕾です。
いくつもの蕾が集中して着いていますね…。
もちろん、これが全て開花し実になるワケではありません。
蕾の段階で落ちてしまうものもあったり、着花はしても実にならなかったりします。
しかし、もしも複数の実が着果した場合、摘果を行う必要があります。
この作業をちゃんとしておかないと玉太りが悪くなってしまいます。
温州みかん等の栽培においては花の量を調整する農薬を散布する場合もあるようですが、この辺りの中晩柑生産者の方々は実施していないようです。
これはあくまでも憶測ですが…。
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蕾の着く場所にも注目です!
蕾は結果枝の先端に出来るのが理想です。
その結果枝に着花し、実になることで理想的な果実になる条件が整います。
しかし、実際に蕾が着くのは結果枝ばかりではなく葉の付け根や太い枝に直接着くものなど様々です。
この様な蕾が実になっても結果的に理想としている実にはならないことが大半です。
なので、もしも実になった場合は摘果してあげることが重要です。
このように蕾の付き具合によって作業のポイントも変わってきます。
例えば、天草のように着花量の多い品種はたくさん蕾の着いている枝を切って整えることがあります。つまり、実になる前に処理してしまうということです。
また、不知火(デコポン)も着花量の多い品種で、蕾が白くなった開花前頃から再度選定作業をすることで調整することもあります。これによって着果量を適量に調整することで果実を大きくする効果があります。
とくに着花量の多い品種については、満開までは摘蕾作業を行うことが理想だといわれていますが、これがなかなか出来ないのが現状です。
通常、着果量の多い場合はその後の摘果作業によって調整していますが、着花量が多くなった場合には花の段階で調整することが望ましいようですね!