今の時期、雑草の勢いは増す一方です。
特にイネ科の雑草は根が張り硬くなるので除草作業も簡単ではありません。
当園ではハタカリと呼ばれているイネ科のヒメシバが猛威を振るっています!
このハタカリ、背丈の短いうちは刈りにくいものの何とか草刈り機でも対応できますが伸びてくると作業がしにくく、とても効率が悪くなります。
前回刈り取ってから約2週間ですが、すでに6・70㎝にまで成長しています。
ますます茎が太くなると固くなり草刈り機のリードでは刈り取ることが出来なくなるほどに…。
このような状況の時は無理して根元から刈り取ろうとせず、刈れる範囲で作業を進めるようにしています。
何分、今の時期の作業は摘果がメインです。
それを中心に作業を進めているので除草作業に時間をかけることは難しいので、全体の流れの中で作業プランを組み立てています。
このハタカリ対策として、早朝の刈り取り作業を行うようにしています。
早朝だと比較的茎が柔らかいので作業しやすくなることもあり、機械への負担も少なくなることから昨シーズンから実施しています!
種を落とす前に刈り取ることがベスト!
この辺りでハタカリと呼ばれている雑草はメヒシバやオヒシバ等のイネ科の植物全般を指してそう読んでいることもあるようですが、中でも多いのがこのメヒシバです。
このメヒシバは生育場所を選ばないタイプで、4月から10月までの長い期間に渡り絶えず生育し、さらに発芽もし続ける厄介なタイプの雑草です。
このようなことから、除草作業を行ううえでは種を落とす前に刈り取ることが大切になります。
ちなみに、数年間種を落とさずに除草出来ればその発生量を大幅に減少させることが出来ます。
が、現実問題としてそこまで管理することは難しく、例年、いたちごっこのような現状になっています(笑)
また園地によってはオヒシバが多く生えているところもあります。
このオヒシバはメヒシバに比べると葉や茎が太くて堅いこともあり、こちらの方が対策に苦慮しているのが現状です。
ハタカリの除草作業は機械への負担も大きい…。
このハタカリという雑草は成長も早く、地面をはって次々と根を下して成長していくことや種を多く着けることからとても厄介な雑草として知られています。
しかも、機械で刈り取る場合、太くて堅くなった茎や葉を刈るのはそれなりにエンジンへの負担を強いることになります。
ましてや夏場の暑い時期はエンジンが焼け気味になることもあり、その負担は相当なものだと思われます。
このように機械への負担を少なくしようとすると定期的に休憩を入れながら作業することがベストなんですが、日程的に頻拍していることもあり休めないのが本音です…。
暑さがピークを迎えるこの時期、雑草の勢いも衰えてくれると助かるのですが、その気配は感じいられません。
日照時間も長く高温で、しかも適度な湿度が確保できていることも成長が衰えない要因になっているのでしょう!
機械を労わりつつ、除草作業を進める日々がもうしばらく続きそうですね…。