剪定枝と枯古木の焼却処分がほぼ終了!

枯枝処理後の園地

今年は未だに梅雨入りしていないという、ちょっとおかしな気象状況ですね!
年々、異常気象だといわれることが多く、ある意味、これが普通なのかもしれません。
昔のように四季のはっきりした気象になることはもうないような気がします。

このような状況の中、例年だと梅雨時期の雨の中で行う剪定枝や枯古木の焼却処分ですが、先日でほぼ終了することが出来ました。
といっても、枯古木はこれからも発生することが十分考えられるので、その処理については年中続くといっても過言ではありません。
この枯古木を発生させないような剪定技術があればよいのですが、いまだにその域には到達していないのが現状です。

その為、処理したものや摘み捨てたものを拾い集めて焼却処分することになるのですが、この作業にばかり時間を割くことが出来ないので、一応、このあたりで終了としておきます。

黒点病の発生を防ぐのに大切な作業ですが、これからの対策として枯れた小枝に関しては細かく切断しておくと黒点病の発生をある程度抑えることが可能だといわれています。
なので、その都度、ハサミで細かくしていくよう心掛けておきたいと思います。

 

意外と大変な枯古木集め…。

枯れた小枝

枯れた小枝は木に残っているものはもちろん、摘み落としている枝もあります。
黒点病の発生に大きな影響を与えるのは木に残って枯れた枝です。
これに黒点病が発生してしまうと周囲の葉や幹、そして果実にまで拡散していくので、これの除去作業はとても大切になります。
そして、地面におしている小枝にも黒点病は発生してくるので面倒ですが拾い集めて焼却処分することが大切になってきます。

園地内を歩き回り拾い集める作業はとても地道なことで、想像以上に時間と労力を使います。
また、木上で発生する枯枝は見落とし以外にも次々と出来ることがあるので木にも注意を払っておくことが大切です。

基本的に枯枝のみを摘み取っていく作業は行いません。
剪定作業の時はもちろん、摘果や収穫の作業の時に発見したら摘み捨てるようにしています。
そのように除去した枝をこの時期に拾い集めるので、とても手間がかかり、完全に集めることも出来ないのが現状です…。

焼却処分が一番の方法だと考えます

枯れた小枝の焼却

この枯れた枝の処分方法についてはいろいろと考えがあるようです。
比較的太い枝は長い期間残ってしまうことが多いので、黒点病の発生を助長することが考えられ、それを焼却することは一般的ともいえます。
しかし、小枝に関しては5㎝以下まで細かくすれば発生をある程度防ぐことが可能だとか…。
たしかに、細かくすることで枯れてから自然に分解されるまでの期間を短縮できることも考えられます。

たしかに、葉のように柔らかく細かな枝だと腐葉土化するのは早くなると思われますが、これが1㎝程度の枝になるとそう簡単にはいかないように思います。
その位の枝になると、やはり焼却処分がベストだと考えます。
そうはいっても、年中、焼却処分することは作業工程上、得策とはいえません。
なので、この時期に集中して行うようにしています。
つまり、この時期以外はそれほど大きな剪定作業を行わず、枯れた小枝も発生させないことが大切で、年間を通じて注意しておくことがポイントになってきます!

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