今シーズンの冬は本当に寒い日が続いています。
積雪や低温注意報もよく発令されていますね…。
こんな寒い日々が続く中、元気な虫がいます!
虫といっても、柑橘栽培の上では害虫なのですが…。
それは、カメムシです。
例年だと、このような寒い日が続くと見かけなくなるのですが、今シーズンは本当によく目にします。
今の時期は不知火に被せているサンテという繊維状の物の中に潜んでいます。
それが収穫の際に這い出てきて動き回っています。
そのカメムシが放つ強烈な臭い、堪りませんよね!
また、それが手袋を通過して火傷のような症状を引き起こすこともあり、改めてカメムシの凄さを認識させられます!
寒くなると居なくなると思っていたカメムシがこのように大量に見かけるのは珍しいことです!
よほど園内での住み心地がいいのでしょう…。
しかし、柑橘達にとっては害虫です。
関心ばかりしていられない状況なんですが、今となっては対処の方法が見当たりません。
来シーズンは、しっかり防除したいですね!
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カメムシの越冬場所に選ばれてしまったのかも!?
虫といえば冬になるといなくなるというイメージがないですか!?
カメムシは成虫のままで越冬するんです。
これまでも多少は見かけたことがありました。
ところが今シーズン、まさか真冬にこんなにも発生しているとは思いませんでした。
確かに、秋口には害虫防除も行う場合もあります。
それでも多少は見かけることはあります。
しかし、今シーズンは防除の時期にカメムシをあまり見かけていなかったので、カメムシ対策は施していなかったんです。
だから大量に発生したのかもしれません…。
しかし、それにしても多すぎる気がします。
カメムシは10月下旬頃から11月にかけて越冬出来る場所に移動するようです。
それは、集団で行動するのではなく、各個体が本能的に越冬出来そうな場所へと移動するらしい!
そのハーレムのような場所として当園が選ばれたのかも!?
ありがたい話ではないですが…(笑)
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火傷のような跡ができるのは、あの臭いに含まれる青葉アルデヒドという成分が原因!
誰しもカメムシのあの何とも言えない臭いを嗅いだことはあると思います。
本当に独特の臭いですよね!
一節によると、あの臭いでカメムシ自体も命を落とすことがあるとか…。
それほど強力だということなんですが、あの臭いを発するのは身の危険を感じた時だそうです。
確かに、収穫作業中にカメムシに触れるとあの臭いを出します。
それが手袋や衣類に着いた場合、しばらくは消えません…。
また、手袋を通過して手に火傷をしたような跡が出来ます。
これもあの臭いが原因のようなんです!
あの臭いを発する成分には青葉アルデヒドという成分が含まれていて、それが皮膚の弱い人には火傷のような後になるみたいですね。
これほどまでに強烈な臭いを放ち、火傷のような症状まで引き起こすカメムシ。
もしかすると、このことが原因で果皮障害が起こるんじゃないかと考えてしまいます!
ここ数年、特に問題になっている不知火の「ヤケ果」との因果関係が気になる今日この頃です…。