段々畑の石垣の除草作業も結構大変なんです…。

石垣の雑草1

ここ佐田岬半島の柑橘園は大半が段々畑になっています。
急な斜面を削り畑にしています。
その段々畑は石垣によって崩れないように補強されています。

除草作業をする際には下草だけではなく、この石垣に生えた雑草も刈り取ります。
石垣の機能を十分に生かすためにも雑草の処理は欠かせません…。

この石垣には地面に生える雑草とは違った種類が生えている場合が多く、独特の植物が多くいます。
この雑草達の中には刈り取っても次から次へと芽を伸ばしてくるものが多くいて、それらが群生している石垣も多く見かけることがあります。
これらを処理すいるのは大変ですがコツコツと作業して行くしかないですね…。

 

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石垣にはツル系の植物も多く生息しています!

石垣の雑草2石垣に生えている植物の中でも多いのがツル系の植物です。
このツル系の植物といえば、木など他の植物に巻き付きながら成長していくイメージがありますが、石垣にへばり付くような状態で次々へと芽をのばしていきます。

ツル系の植物の中でも厄介なのが、キヅタです。
正確にはセイヨウキヅタというらしく、ヨーロッパなどで多く自生しているようで、横方向に伸びて成長していくようなのですが、石垣では縦横無尽に伸びて成長しています。
そして、厄介なのは石垣の奥に根を下ろしているので、根元から処理することが出来ないということ…。
石垣の隙間から芽を伸ばしてくるので、それを刈り取っても次から次へと芽を伸ばしてきます。
本当にイタチごっこですね!

さらに、このセイヨウキヅタをそのままにしておくと石垣の石を崩してしまうことがあります。
なので、早め早めの処置が必要になってきます!

 

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こんなものまで石垣に生えて来るんです!

石垣の雑草3柑橘園で生える雑草の中でも厄介物のひとつハンズも石垣に生えてきます。
ちなみに、この辺りでハンズといえばヤブマオやそれに似たカラムシのことを言います。

これは地面に生息している植物のイメージですが、柑橘園では石垣からも生えてくることが多いです。
これも石垣の隙間の土のあるところで根付き、そこから成長してくるようです。

石垣は確かに日当たりが良くて生息するには良さそうな感じですが、地面と違って土がほとんどないので、ベストな環境だとはいえません。
石垣の奥にある土に根を下ろし、隙間から芽を出して成長しているのです。
いつも思うのですが、雑草の生命力には驚かされます。

こうやってあらためて石垣について考えてみると、昆虫や小動物もたくさん生息しています。
生息環境としても適しているのかもしれませんね!

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