いよいよ「石垣の修復講座」の日がやって来ました!

今日は佐田岬みつけ隊による初めての「石垣修復の実践講座」が開催されました。
連日の猛暑のため開催時間を15時とし、熱中症予防に配慮して始まりました。
隊員や一般参加を含めた14人が参加し、講師として柑橘栽培の先輩でもある2名のエバさんを当園の清見園の修復現場にに迎えての開催となりました。
ちなみにエバとは石垣を補修する職人のことで、ここ名取地区でこのような呼び方をしています。

当然ながら石垣の補修を経験したメンバーは少なく、エバさんに教わりながらワイワイガヤガヤしながらの2時間でした。
石を積み上げていく際の注意点や石垣のもつ特性などを学びながら、柑橘園内での作業をこなしていました。

このような講座はもちろん、石垣に触れる機会も少なくなってきているのが現状です。
その一方で、柑橘園をはじめとして石垣の保全が難しく、コンクリートブロックで補修されていくことが増えてきていて、石垣の存在が薄れてきているように思います。
ここ佐田岬半島は石垣で築かれた集落や園地が多く、石垣の持つ役割が大きかった歴史があります。
それらを後世に伝えるためにも、石垣の保全を積極的に進めて行くことが大切になります。
そのような意味でも、今回の講座が少しでも石垣に興味を持つきっかけになれば幸いです!

 

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参加者全員が石垣の補修作業を経験!

今回参加したのは職業も年齢も住んでいる地域もバラバラ…。
柑橘園にすら入ったことがない方もいたりしました。

今回、修復作業したのは当園の清見園で、約10mにわたって石垣が崩れていた場所でした。
そのため、参加した14人がそれぞれも持ち場で修復作業を経験することが出来ました。
石垣の石を積み上げ、その背面にグリと呼ばれる小石を入れて固める、そのあとに土を入れて再度固めていく。
この作業を繰り返すことで一段づつ積み上げていきます。
参加者それぞれが修復の各工程を経験し、少なからず石垣の補修に携わったことができたのではないかと思います。

 

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積み上げた石垣にはその人の個性が現れますね。

石垣修復講座3約2時間の修復講座でしたが、参加者それぞれ、それなりに楽しめたのではないかと思います。

積極的に石垣を積み上げる方もいれば、補修する箇所に合う石を見立てたり、グリ石を集めて運ぶ方も…。
様々な作業がありますが、各人、石垣を積み上げことも体験!
その積み方によってその人の性格がよく現れていて、手際よくどんとん積み上げる方もいれば一段一段慎重かつ丁寧に積み上げていく人もいたり、その出来栄えを見ては盛り上がっていました(笑)

今回の修復講座では、最終的に完成させることは出来ませんでしたが、それなりに形にすることが出来ました。
残った部分に関しては時間を見つけて修復していきたいと思います。
一見すると柑橘栽培には関係ない作業のようにも思いますが、ここ佐田岬半島の柑橘が美味しいのは石垣によって造られた段々畑による効果も多いのが実情です。
これから先、美味しい柑橘を作り続けるためにも石垣を保全していくことが大切です。
そのためにもこのような活動は続けていくことが重要ですね!

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