清見タンゴール、デコポンの着花量が多いので隔年対策が最重要課題に!
そのためには剪定と早期摘果で着果量の調整をすることが大切。
定期防除の徹底で病害虫対策をする!
特に、昨年にカイヨウ病とカイガラムシが発生していた園は要注意。
改植園の早期成園化を図るとともにエカキムシ・アブラムシの防除を徹底する!
病害虫の防除
定期防除1回目としてカイガラムシ類・ゴマダラカミキリムシ・黒点病対策!
散布時期は6月上旬から中旬にかけて。
定期防除2回目としてゴマダラカミキリ・チャノキイロアザミウマ・カイガラムシ類・黒点病対策!
散布時期は6月下旬から7月上旬にかけて。
応急防除としてカイヨウ病に弱い品種で防除が出来ていない園は必ず散布する!
散布時期は落弁期でもある5月下旬を目安に…。
また、サンフルーツ等のミカンハダニの応急防除を行う!
散布時期は6月中旬から下旬。
摘果作業を開始!
生理落果の状況や着果状況を確認した上で、着果の多い木から枝抜き・摘果を開始する!
摘果作業のポイントは「来年を見越した摘果」を意識すること…。
先ずは小玉傾向の品種から取り掛かるようにする。
次に軽い剪定をしたり不作傾向の園地はかぶさり枝を除去する。
そして、除草作業や防風垣の手入れ、間伐や縮伐を行って園地の日照量を確保することが大切!
特に清見タンゴールの結果過多の木を最優先に摘果し、デコポンにおいても着果量が多い場合、早期一発摘果で3Lサイズ中心の大玉を作るように心がける!
夏肥の施用について
夏肥は吸収効率が高く、果実の肥大化に大きく影響してくるのでしっかりと施用しておく。
施用時期は6月下旬を目安に…。