イノシシの被害に悩まされる柑橘農家さんの多いこと!
そういう当園もそうなのですが…。
そのイノシシ対策として罠を仕掛けたりメッシュ等の鉄筋柵を設置したり、または電気柵を設置したりしています。
しかし、これといった対策はなように言われる農家さんが多いのが実情です。
捕獲用の罠は別問題として、この辺りでは鉄筋柵を設置している農家さんが多いのですが、こじ開けられたりして上手くいっていないようです。
イノシシの鼻は80kg程度ものなら簡単に動かしてしまうとか…。
かなり頑丈に設置しないと直ぐにこじ開けられてしまいます。
また、電気柵も補助事業の一環で設置されている農家さんも多いようですね。
この電気柵も効果がないようにいわれているのですが、これには少し疑問を感じることがあります。
当園も共同で設置している園地が3ヶ所、単独で設置している園地は2ヶ所あります。
実は、この単独で設置している園地では被害を受けなくなっているのです!
つまり、設置後の管理の問題ではないかと感じているのですが…。
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電気柵のワイヤーの管理は十分出来ているのか!?
電気柵を設置してからの管理とは…。
一番大切なのはワイヤー(柵線)の管理だと思います。
電気柵の場合、その効果を確実にするためには100%の形で電気を通すことが大切です。
その電気を通すのがワイヤーなので、このワイヤーのコンディションを最高の形にしておくことが効果を上げるための条件になります。
なので、ワイヤーに草がかかっていたり落下物など、障害になるようなものがないようにしておくことが重要です。
ちなみに、今の時期は雑草の成長が早く約1週間もすればワイヤーに触れそうな位置まで伸びてきます。
このような雑草などの処理もこまめに行うことが大切です!
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電気柵は心理戦です!
イノシシ対策において電気柵で効果をあげようと思うと、イノシシにその柵の怖さを感じさせることが大切です。
イノシシは警戒心が強く、何か気になるものがあれば鼻でチェックします。
例えば、ワイヤーが張られている場所に来た時、その警戒心から鼻でワイヤーを触ることがあるかも知れません。
その時にビリっと電気が通れば恐ろしい感覚を覚えることになるでしょう。
その結果、このワイヤーに警戒心を持ち近寄ってこなくなるということです。
なので、警戒心を与えないと意味がありません。
例えば電気の通っていない線に触れてもなんてことはなく通過してしまいますよね!
そこで次に通った時も侵入してきます。
仮に通電していても鼻に当たらず、体に当たってもあの毛では効果がほとんどないといわれています。
イノシシに警戒心・恐怖心を与えるためにも電気柵は昼夜を問わず通電させておくことが大切なのです。
これを理解しておかないと効果はないように感じますが…。