今日はサンフルーツ園で選定枝の片付けをしました。
このままにしておくと今後の作業の邪魔にもなるし、選定した枝に黒点病の菌が発生するとそれが園内の木に拡散して行くので、それを防止する必要があります。
サンフルーツの場合、収穫作業の時に大まかな選定も同時に行っています。
その際に切った枝がアチコチに放置されたままになっています。
これを集めておいて焼却処分します。
ちなみに、焼却処分は雨の降っている日の午前中に行います。
これは、延焼を防ぐためと消化後の確認をしやすくするのが目的なんですが、これは当園独特の方法かもしれませんね!
この剪定枝の片付けが終わると同時に除草作業も実施しました。
枝がなくなると雑草が勢いよく伸びてきます。
地道な作業の始まりですね(笑)
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サンフルーツは収穫作業と剪定作業を同時に!
サンフルーツの収穫は2月中旬頃から始まります。
最初は着色の良い果実を選び、全て共選の出荷用になります。
その後、分割採集を行いながら収穫をすすめていきます。
そして4月中旬頃、木生り完熟したサンフルーツの総採りに入ります。
実は、この頃のサンフルーツが生果として一番食味が良くなると思ってます!
なので、共選への出荷が終わったこの頃からネットでの販売が本格的になります。
この収穫作業の際に剪定作業も同時に行います。
伸びすぎて邪魔になる枝や、収穫作業において効率の悪い場所にある枝、そして、木の根元まで日差しが届くように陰を作っているような不必要な枝を剪定していきます。
ちなみに、この時は収穫作業がメインなので、切った枝はそのままにしておきます。
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枯れた剪定枝は黒点病の発生源!
このように剪定した枝は、そのまま放置しておくと自然に枯れてきます。
そうすると葉が落ちてきます。
この落ちてきた葉はやがて堆肥となるので、そのままその場に落としておきます。
そして、残った枝は風雨にさらされると自然に朽ちてくるのですが、気温が上がり湿気をおびてくると黒点病の発生源となります。
これをそのまま放置するとサンフルーツの木に拡散し、やがて果実にも付着するようになります。
黒点病の出来た果実は商品価値がなくなるので要注意です!
剪定枝でもかなり小さい枝は自然に朽ちるのも早く撤去の必要はそれほどないかもしれません。
しかし、直径が1cmを超えるような枝はかなかな朽ちにくいので、焼却処分する必要があります。
最近、この枝をバイオ燃料などに再利用しようという動きも出てきました。
しかし、園地から施設までの運搬などの労力を考えると難しい面もありますね…。