不要な雑木の巻き枯らしは2・3年かけるのがベスト!?

巻き枯らし

柑橘園の周囲は雑木林になっているところが多くあります。
その雑木の種類にもよりますが、成長が早い木になると10数年もすればかなりの大木に成長します!
そうなると柑橘園の上を覆ってしまい、柑橘の木が日照不足になってきたり、風通しが悪くなる等、様々な影響が出てきます。
そこで、この雑木を伐採するのですが、大木ともなると危険が伴う上に、周囲の環境の変化が大きくなり、場所によっては地滑りを起こしやすくする原因にもなりかねません…。

そこで注目されているのが巻き枯らしです!
木の幹の皮を一周するように剥ぎ、栄養分を根に送れないようにすることで枯らしてしまうというものです。
長い時間をかけて枯らすことが出来るので、その木の周辺も徐々に対応し、変化してきます。
そのことによって周囲の環境も徐々に対応してくることがメリットとなります!
また、伐採をすることを考えると労力が少なくて済むのもうれしいところです。

 

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雑木が柑橘栽培に与える影響!

伸びた雑木我が家の柑橘園のうち、周囲が雑木林になっている場所が数ヶ所あります。
雑木そのものが小さい場合は間伐しても、さほど影響は少ないと思います。
しかし、大きく成長してくると柑橘の木に被い被さるようになり、日照不足を引き起こす場合があります。
また、風通しも悪くなり、各病害虫の被害も多くなって来ます。

そこで通常は伐採するのですが、木そのものが大きくなると簡単でもなく、しかも、伐採することで周囲の環境も変化して来ます。
また、その雑木の根が張っていることで地滑りを防ぐこともあるようです。
従って、徐々に環境を変化させ、そのうちに周囲の環境に対応させるためにも巻き枯らしが有効的だと思われます。

 

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巻き枯らしの方法とその効果…。

切れ目を入れたところ一般的に巻き枯らしは、不要となった木を枯らすことによりほかの木の成長を妨げないようにするために行われます。
また、スギやヒノキ等の植林において間伐作業を安全にかつ簡単に行うために巻き枯らしの方法を採る場合が多いようです。

巻き枯らしは、幹の周囲に切込をいれ一周にわたり外皮と内皮の形成層を剥がす環状剥皮のことで、葉で行われた光合成によって作られた栄養分や成長ホルモンの循環を阻害します。
そのことにより、根の栄養が不足して成長を阻害することができます。

この環状剥皮は完全に枯らせてしまうものではなく、意図的に根の生命活動を残しておくことで大木が根から倒れることを防ぐ効果があります。
つまり、不要になった幹や枝のみを枯らし、根から倒木を防ぐことも出来ます。
急激な環境の変化をさけることがメリットといえます!
しかし、実際にこの作業を施してみないと成功したかどうかも分からず、結果的に木そのものを枯らせてしまう場合も多いのが現状のようです。

また、徐々に枯らせていくことで病害虫の被害に遭うことも考えられ、このことがデメリットとなる場合も多々あるようです。
その辺を十分考慮して作業することが大切だと思います!

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