今日はサンフルーツの病害虫について書いてみます。
食害はイノシシと鳥による被害がみられます。
幸いなことにカラスによる被害は今のところ確認されておらず、少しだけホッとしている状況です。
そして果皮障害は黒点病をはじめ、様々な症状が出ています。
サンフルーツはどちらかというと果皮の強い柑橘だと思います。
それでも障害が出てしまうので、ある程度の防除が必要になってきます。
無農薬栽培が注目されていますが、果皮障害の出ている果実は低価格での販売が余儀なくされます。
「味が変わらなければ問題ない!」っとよく言われますが、実際、販売するとなると外観の綺麗な果実の方が評価されます。
そういった現実がある以上、果皮障害の少ない果実を作ることが大切です。
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サンフルーツによく見られる果皮障害について!
柑橘は果皮障害の影響を受けやすい果物です。
昔、まだ橙(だいだい)しかなかった頃、年に一度の防除で良かったようです。
それが、様々な柑橘に必修改良されるに伴い、様々な果皮障害が見られるようになったのだと考えます。
果皮障害でよく見られるのは黒点病やカイヨウ病などが多く、当サンフルーツ園ではさび果病の発生も多く見かけます。
これらの病害が発生すると、外観が極端に悪くなることが多く、それらを防除することは重要なポイントになってきます。
少しでも商品価値を高めようとするならば、これら病害虫の被害を防除することが大切ですね!
そして、農薬を使って防除するだけではなく、土壌改良や剪定作業による対策も重要です。
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鳥による食害はある程度は仕方がないこと…。
サンフルーツの場合、鳥による食害については、ある程度は仕方がないことだと考えます。
それほど甚大な被害になることはないだろうと思っていて、園の周囲が雑木林で野鳥にとっては住みやすい場所となっています。
そして、サンフルーツの外皮が比較的硬いということも関係していて、小さな鳥だと食べづらいこともあるようです。
食害で一番困るのがイノシシです!
一般的にサンフルーツはイノシシの食害にあいにくいといわれています。
それは酸味が強く、不知火や清見タンゴールのように糖度が高いわけでもないので、食べても美味しく感じないのだろうと思います。
しかし、当園ではサンフルーツが完熟になってくるとイノシシに食べられてしまいます。
周りの農家さん達からは「お前んところのサンフルーツはよっぽど旨いんやろなぁ~!」って言われます(笑)
イノシシには電気柵や鉄筋柵などで園内を囲むことが一番の対策です。
近いうちに予算をとってそれらを設置しないとイケないですね…。