この半島での敵地栽培を目指した第一歩として!

チェンソー

ここ佐田岬半島で柑橘栽培をしている我が家。
これまで柑橘農家とし取り組んで来たもの…。
それは生活するための手段のひとつとしての柑橘栽培でした。
ある意味、これは当然の流れだったと思います。
そのため、収益性の高い柑橘の生産を重点に栽培して来ました。
年々、新品種が世に送り出され、高収入に繋がると思われるものに関しては直ぐに栽培を始める…。

こういった流れの中で、この半島の自然に適応するかどうかを判断せず、無理な栽培をすることでかえって経費がかさみ収益性が悪化し、柑橘農家としての経営が難しくしてきたようなところがあると思われます。
そこで自分が目標に掲げたのは「ここ佐田岬半島の自然に適応出来る柑橘の栽培」です。
よく言えば、自然とひとつになることが出来る柑橘栽培…。
まだまだ歩き始めたばかりですが、一歩ずつ進んでいきたいと思っています!

 

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不知火(デコポン)の適地ではなかった…。

伐採前最初に手を付けたのは不知火(デコポン)園です。
ここは我が家の園の中でも海抜が高い場所で、西陽が当たる柑橘栽培では条件の良い園です。
いや、そう思っていましたが、不知火には向いていないようでした。

この柑橘は一日のうちで半日だけ日が当たれば良いようです。
しかも、標高が高いので、雪や冬場の低温による被害が心配れます。
収穫時期が年を越してしまうので、このような気象条件には向いていないような気がします。
この園にこの柑橘に改植したとき、収益性の高さが魅力的だったようですが、市場に多く出回り始めると、その収益性も下がり始め、手間の割には収入が見込めない柑橘になってしまった感じです…。

 

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はるみに向いているような気がします!

伐採後この園、最初は温州みかんを栽培していました。
朝日こそ当たりませんが、日照時間が長く、西陽はしっかっりと当たります。
そして、土壌は赤土で保水力があります。

しかし、問題は標高が高く、雪による被害の心配があります。
そこで、年内に収穫出来る柑橘の栽培がベストではないかと…。

そこで、最近市場でも注目されてきている柑橘のはるみに注目してみました。
その食味の良さはもちろんですが、年内に収穫出来ることが魅力的です!
この園のデメリットでもある標高の高さをそれほど気にせずに栽培出来ることが魅力的です。
温州みかんの敵地でもあったこの園、きっとはるみにとっても適地だと思います。

今、改植すると実を着け収穫できるようになるには最低でも3年はかかります。
しっかりと収益が見込めるようになるには10~15年は必要です。
それまでは収入減になりますが、仕方がありません…。
きっと、美味しいはるみができると信じています!

一度食べると忘れられない味わいの不知火とは…。

その独特な食感と濃厚な味わい、さらに香りの高さが人気の不知火…。

ザクッとした食感でありながらもあふれんばかりの果汁、さらに皮をむいた時に広がる独特の香りは柑橘の中でもトップクラスです!

不知火とは一般的に呼ばれているデコポンのことで、数ある柑橘の中でも人気がある品種のひとつです。

中でも、ここ佐田岬半島の宇和海側で栽培されているものは味が濃くて最高に美味しいと市場でも人気の産地のひとつです。

ここ愛媛・にしうわ産の不知火、まだ味わったことがない方、この機会にぜひお試しください!

 


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