今日でサンフルーツの収穫が終わりました。
これで、今シーズン全ての柑橘の収穫を終えることが出来ました。
長かったような、あっという間だったような…。
今シーズンの収穫を振り返ってみると、年内に収穫する柑橘は順調だったのですが、年明けの不知火(デコポン)が着色不良で、その後の伊予柑や八朔、サンフルーツに清見タンゴールと着色が悪く悪戦苦闘しました。
中でも清見タンゴールは出荷することが出来ない状態がしばらく続きました。
三崎共選も農家から集まらないので苦労したようです。
そんな中、木生り完熟を目指した八朔とサンフルーツは遅れ気味でしたが、なんとか好評を得ることが出来ました。
発注を受けてから収穫に行くという小規模農家ならではの方法だったのですが、ご注文頂いた皆様には満足して頂いたようです。
今日の収穫の約400kg分は店頭販売用としてストックしておく予定です。
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分割採集の最後だけあって…。
このサンフルーツも分割採集しました。
なので、残っている実はあまり程度の良いものではありません。
規格外のサイズであったり、病害虫の被害にあっていたり…。
そんな中でも、前回の収穫で品質は良かったけどサイズが小さすぎた実が大きくなっていたものがあります。
前回の収穫からそれほど経っていなかったように思うのですが、木によっては随分大きくなっているものもありました。
やはり、暖かくなってくると成長が早くなりますね!
このように規格外の果実ばかりが残っているのであればいいのですが、今シーズンは大半が病害虫の被害にあったものが多く残っていたので、ちょっと残念でした。
これまで以上に病害虫の防除をしっかり行わないとイケないですね!
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木生り完熟すると病害虫の被害も顕著に現れてきます…。
最後の収穫は全て残さずに収穫するので様々なものがあります。
サイズもですが、病害虫の被害にあったものも多く、さすがに残り物といった感じです。
やはり多かったのが黒点病とサビ果。
黒点病はサンフルーツに限らず、他の柑橘にもみられる症状なのですが、サビ果はサンフルーツだけに現れる症状です。
例年、遅くなるほどひどくなります。
このサビ果は収穫しておいても貯蔵の段階で進行して行くので、本当に困りものです。
やはり、この春先から対処しておかないとイケない病害なんだろうと思います。
本日から施設(スプリンクラー)による病害虫の防除が始まりました。
これから9月いっぱいまで一定の間隔を開けて定期的に防除を行います。
当園はこれに加入しているのは3ヶ所のみで、あとは手作業での防除になります。
減農栽培に取り組むには手作業でないと回数を少なくすることは出来ません。
それに、園内や木の管理も十分にしておかないと各病害虫を防ぐことは出来ないので、これからの時期、十分な対策をして行くことが大切です。
来シーズンの収穫に向け、これから長丁場の対策・作業が重要になってきます!