園内の除草作業で厄介な雑草のひとつにカズラがあります。
カズラのイメージとしては木や壁に沿って伸びていくイメージですが、地面に這うような形でも成長していくので本当に困ったものです。
作業的にはじめに這っているカズラは比較的刈取り易いのですが、石垣に沿って伸びているものに関しては本当に手がやけます。
除草作業は機械で行っているので、当然ながら石垣の除草も機械で行います。
これが、石垣ということでキレイに刈り取ることが出来ないのと、根が石垣の奥から伸びているので刈り取ってもすぐに伸びてしまいます!
しかし、カズラといえども植物なので、葉を伸びる度に刈り取っているとそのうち根も枯れてきます。
一番の対策としては除草剤の散布がいいようですが、当園では除草剤の使用は一切NGです!
なので、機会を使いながら徐々に刈り取って行くようにしています。
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多年草なだけに厄介なところも…。
石垣にはびこるカズラで多年草のものがあります。
一年中、緑色の葉を付けていて枯れないので、困ったものです!
しかし、成長の度合いは遅く、特に冬場はそれほど成長しないので処理するには比較的楽かもしれません。
春の新芽をちゃんと処理し、年間を通して除草作業をしているとやがて枯れてきます。
さすがのカズラも葉がなくなり栄養素を作ることが難しくなってくると弱ってきますよね!
ただし、処理を怠ると根が石垣の間や裏にはびこり大変なことになります。
なので、コツコツと葉や茎を刈り取ることが大切です。
また、カラスコッペ(カラスウリ)のように冬場になると地上部の茎や葉はなくなるものもあります。
これらは地下に塊根を持っているので春先にはまた芽を出してきます。
そのため、葉や茎があるうちにその塊根を見つけ処理することができれば良いのですが、なかなか発見することが出来ないのが残念なところです…。
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繁殖力の強いヘクソカズラには要注意です!
今まで生えてなかったのに今年になって突然生えてきた。
そんな感じで神出鬼没なのがへクソマズラです。
なんともいえない名前ですが、これは茎や葉から出る匂いが臭いことから名付けられたようです。
また、小さな花を咲かせるのですが、その形からヤイトバナとも呼ばえれていたようですね。
そういえば昔、おばあちゃんがそう呼んでいたことを思い出しました(笑)
このカズラは冬場には茶色の実をつけるのですが、それを鳥たちが食べてアチコチに分散させるんでしょうか、本当に色々なところで芽を出すことが多いです。
もちろん、石垣にもカーテンのように垂れ下がって繁殖しています。
これらカラスコッペやヘクソカズラは機械で刈り取った時、機械に茎が絡むのでとても作業しずらいということがあります。
それくらい丈夫な茎を持っているということなんですが、まだ若いうちは絡むことが少なく刈り取ることが出来るので、早い段階で処理するように心がけています。
このようなカズラ類を処理する一番の方法は除草剤を散布することです。
何度か繰り返しているとそのうち枯れてしまいます。
しかし、これらのカズラの処理を簡単にするという以前に畑に悪影響を与えるので当園では使用していません。
雑草処理のために園地の土壌力をなくしてしまったのでは意味がなくなりますので…。