今の時期は厄介な2種類の雑草処理が除草作業のポイント!

除草作業前

今の時期の雑草はそろそろ夏になると元気になってくるものに変わって来ます。
そのせいか、園地に行くとまるで耕作放棄地のような状況になっていることが度々…。
本当にこの時期の雑草には困ったものです。

特に、イネ科のものは厄介で、この園によく生えているのがイヌムギです。
この辺りではハタカリと呼ばれています。
そして、大きく成長すると木のように硬くなるカラムシ。
これはハンズと呼ばれ、根が大きく張るので本当に厄介です…。

雨が多くなり気温が上昇してくると雑草の勢いが増してくるので除草作業のペースも上げていくことが大切になります。
さらに、雨の降る日は除草作業が出来ないので作業日数も少なくなることが考えられます。
晴れの日を有効活用し、効率よく作業を進めて行くことが雑草にも打ち勝つ手段になります!

 

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昔から厄介ものだったハンズとハタカリ…。

この時期の雑草昔から雑草の中でも厄介な存在だったものに、カマツカとハタカリ、そしてハンズにウマゴヤセがあります。
いずれもこの辺りで呼ばれている方言です。

これらの中でも葉が大きく背丈の成長が早いのがハンズ。
新芽の時は柔らかくて比較的刈り取りしやすいのですが、成長するにつれて茎が太く、固くなって来ます。
やがては人の背丈ほどにも成長し、その茎は木のように固くなるのでリードを使った草刈り機では対応出来なくなります。
さらに、この葉を好んで食べるハンズ虫と呼んでいる蛾の幼虫が大量発生します。
この虫がまた大きくなるので困ってしまいます。

そして、イネ科の雑草のハタカリ…。
この雑草の特徴は根の張りがすごいところと茎が硬いことです!
草刈り機では根元からカットするのが困難なので、いつも途中から刈り取る感じです。
そのため次の芽が出るのが早く、とても手ごわい相手なんです…。

 

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成長の早い雑草は丁寧に刈り取るよりもスピード感が大切!?

除草作業後雑草の種類にもよるのですが、それぞれ成長の速さが違うので、毎回同じようなペースで作業していると雑草の成長に追いつきません。

除草作業の合間には今の時期だと剪定作業や肥料の施用、もうすぐすると摘果作業があります。
さらに、病害虫の定期防除もしなくてはいけないので、作業の効率化が必要です。

昨シーズンまでは丁寧に根元から刈り取ることで雑草が生えてくるのを遅らせることができるので、その方法がベストだと思っていましたが、他の作業が遅れてくるようになり全ての作業が遅れるという悪循環に…。
通常の作業に時間を費やすことで、石垣の補修といった園内の整備に当てる時間が取れない状況でした。

そのため今シーズンはほどほどに除草作業をすることで時短を図り、他の作業の時間を多く取るようにしました。
そうすることで他の作業に時間をかけることが出来るようになり、今のところ計画通りに作業が進んでいます。

他の農家さん達からは除草剤を使って作業の効率をあげるようにいわれるのですが、こればっかりは譲れないところ…。
なんとかこのペースで一年を乗り切りたいと思っています。

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