来シーズンから収穫を始めるライムの様子…。

ライムの木

ライムを植え付けて2年が経過しました。
来年の春で3年目を迎えます!
いよいよ、収穫を開始する年になってきました。

このライム、無農薬栽培を目指しているので病害虫の被害が出ていないか特に注意してきました。
これまで、チョウチョの幼虫の食害にあって葉が食べられてしまったり、エカキムシの被害にあったり…。
どうしても露地栽培なので、様々な被害にあうことが想定されるし、実際、これまでにもあってきました。
実際、今回もエカキムシの被害を確認してきたところです…。

この2年間の経験から色々な病害虫の被害にあうと考えられます。
といっても、無農薬栽培は放置栽培ではありません。
それなりに対策を講じることが大切で、まさに今、その方法を模索しているところです。
とりあえず、考えられることを着実にこなしていこうと思っています!

ライム栽培で注意すべき病害虫は…!?

エカキムシ

露地栽培のライムの栽培で一番気になるのが病害です。
中晩柑の栽培において、それほど気にしてはなかったのですが、今回はライムということ…。
つまりらいむの場合、中身だけを食べるのではなく、どちらかというと、外皮と中の果汁を使うことが多いので、病害を防除できるかどうかが大きなポイントになってきます。

周囲が中晩柑の園地が多いので、通常考えられるのは黒点病やカイヨウ病等ですが、これらは薬剤の散布で防除するのが通例です。
しかし、無農薬栽培を目指しているのでこの対策はNGです。とりあえずは木の管理を徹底することで防ぐことができないか考えています。
また、これらとは別に幼木の時に被害にあいやすいのがアゲハチョウの幼虫による食害にも注意することが大切です。
チョウチョが卵を生む頃に注意しておけばある程度防ぐことができそうな気がしますが、この産卵時期がバラバラで春から秋までかなり長い期間を要するので完全に防ぐことは難しいようです。
なので、園地に頻繁に通って幼虫を駆除するしかないようです…。

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病害虫対策は園地の管理も大切です!

ライム園

­ライムが被害を受けやすい病害虫のひとつにカイヨウ病があります。
果皮の表面にコルク状のものができるもので、被害が大きくなると外観を著しく悪くしてしまうので要注意なんです。

この病害を助長するのがエカキムシです。
このエカキムシによって葉の中を食害されると、そこからカイヨウ病を発症するいことが多いので、これを防ぐことが重要です。
さらに、このカイヨウ病や黒点病は風雨によって感染を広げるので、風対策がポイントになってきます。

そのことから防風垣を設置しました。
この辺りの防風垣といえば杉の生垣になるのですが、この杉を利用するのは成長が早く塩害にも強いということがあげられます。
この杉を植え付けしたのが今年の春。ライムの植え付けより一年遅れたのですが、すでに1m近くまで成長しています。
あと5年もすれば立派な防風垣として機能してくれると思っています。

いずれにしても無農薬で育てるということはそれだけ手間をかけることが大切だということ…。
来シーズンはさらに忙しくなりそうですよ!

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