天草の着果量は葉80枚に1個の割合を目標に!

天草摘果状況

今日の午前中、天草園の除草作業に行って来ました。
最近は除草作業の合間に摘果作業もしているんですが、なかなか作業が進まず遅れ気味になっているのが現状です。
しかし、今シーズンからさらに美味しい柑橘を作るため後期重点摘果を実施しているので気分的には楽ですね!

天草の着果量なんですが、ここまで3回、摘果作業をしてきましたが、まだまだ生りすぎています。
というか仕上げ摘果をしていないといった方がいいですね!
どうしてかというと、今の時期に仕上げてしまうと裂果の症状が起きたり、これから台風シーズンを向かえて擦り傷等の被害も想定しておく必要があります。
なので、収穫量を確保するためにも早い時期の仕上げ摘果は行わないようにしてるんです。

そうはいっても、摘果しないと玉太りが悪く、精品率が下がってしまいます。
そのため初夏から数回に分けて摘果していくのですが、サイズアップを期待して早めに落としてしまうと、大きく生りすぎて糖度が乗らず、結局美味しい柑橘にならないことが多いんです。
特に天草は初期段階で着果量が多く、このように数回に分けて摘果することによって玉太りを良くし、ある程度木に残しておくことで適度なストレスを与え糖度アップを図っています!

 

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最終的には葉80~120枚に実を1個にするのが理想なんですが…。

天草の着果状況当園では各柑橘の着果量を葉80枚に実を1個としています。
これはあくまでも理想であって、実際にはそう簡単にはいきません…。

初期の段階で着果量が多い場合、この数値だけを目指すことはできますが、実際には着果量の少ない裏年もあります。
種類によっては全く生らないこともあるので、本当に難しいですね。
また、その年の気候によって実の肥大化が進み、少々着果量が多くてもサイズアップすることもあるし、逆に雨不足や気温が低かったりすると大きくならないこともあります。

このようなことを考慮して一気に規定の数量まで摘果するのではなく、その時々の気候などの気象条件によって摘果作業を進めていくことが無難というわけです。

 

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木によってサイズにバラつきが…。

天草の肥大化状況摘果作業をする場合、同じようにしているつもりなんですが、それぞれの木によってサイズにバラつきが出てきます。
同じ園地の隣同士の木でも結果的には違うものです。

それは木の樹勢にもよるし、微妙な日当たり具合、土壌の状態などによって変わってきます。
なので、木によって残しておく量を決めて行きながら摘果していくことがベストなんですが、なかなか難しいですね。
収穫までの日数や気象条件などを考慮し、その木の状況を確認しながら摘果していきます。

この摘果作業、単純なようで奥が深いんですよね!
ちなみに、今日の時点では順調に育っている天草です…。

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その先端部で栽培された柑橘のサンフルーツ。

その独特な食味を余すところなくジュースにしました。

木上で完熟させたサンフルーツをさらに一定期間追熟させました。

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爽やかながらもちょっぴり苦味のある味わいがクセになるかも…。


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