6月に入ってからますます蒸し暑い日が続いています!
柑橘園での作業でも日が差す場所では茹だるような暑さになります。
こんな時、ついつい目で追ってしまうのが取り残しの柑橘…。
なかでもサンフルーツと清見タンゴールはこの時期でも食べることが出来るので作業中にも関わらず探しています!
しかし、それらの園内で作業するたびに食べていると見つけることすら困難な状況になります。
仮に見つけても食べれる状況になくなっている実もあり、実際にありつけるのは少なく…。
そのせいか、見つけると休憩時間でもないのに食べようとしている自分がいます(笑)
先日見つけた清見タンゴールは外観こそ悪くなっていたものの、その果肉はとてもジューシーでサッパリとした甘さがあり、汗をかいた体には十分すぎるほどでした。
こんな良い想いをしてしまうとますます残った果実を探してしまいますね!
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木の下や陰になる場所の採り残した果実は期待出来ます!
柑橘は日当たりがよく木の中間位に生っている実が一番美味しく、精品価値も高いものです。
そのことから、反対の状況の木の下の方や陰になる部分の実はイマイチ…。
なんですが、この時期になると味が良くなっているんで不思議です。
しかも、食べれる状態で残っているのがすごいですよね!
仮に日当たりの良い場所に生っている実が残っているとしたら、果汁は少なく味も薄くなっていると思います…。
これは果実の熟れ方の違いだろうと思います。
なので、精品率を上げようと思うと、このような場所に生らしておくことはしない方がいいはずなんです。
つまり、摘果作業の時に見落としているということ…。
これが今になっては幸いしているということなんですよね!
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外観が悪くなっても中身はまだ大丈夫!
今の時期まで木に生らしておくというか、生っていると外観がどんどん悪くなってきます。
色も原点回帰ではないですが、緑色に近づいて来るんです!
特に、サンフルーツはこの傾向が強く、本当に緑色に戻っているものがあります。
清見タンゴールはそこまではなりませんが、実が大きくなり外皮も厚く、中のジョウノウも厚みを増します。
なので、通常はカットして食べますが、サンフルーツのようにジョウノウを剥いて食べることも出来るようになってきます。
しかし、食味は落ちてきて、薄味になります。
こうなる前に食べる方が無難ですね!
このように採り残しを食べることは生産者ならではだと思いますが、それなりに美味しくいただくことが出来るので得した気分になりますね。
先日、「農家さんが食べるのを楽しみにしているサンフルーツって本当に美味しいんでしょうね!」と言っていただいたことがありました。
自分が美味しいと感じる柑橘を栽培したい!
これが基本だといつも考えて作業しています。