今日は黒点病と灰色カビ病、そしてサビダニ・ホコリダニの防除を実施しました。
昨日の雨の影響が朝まで残っていて早朝から散布することができず、結局、10時頃からスタート。
デコポン園とはるみ園は終了したのですが、ポンカン園とサンフルーツ園は残ってしまいました。
明日は清見園を予定しているため、明後日に残った園を実施したいと思います。
これから雨の季節になって来ます。
そうなると、このような定期防除は予定通り進まないことが多くなり、日程的に窮屈になってきます。
が、この時期に各病害が発生し拡散することが多くなるので、天気予報を小まめにチェックしながらの日々が続きそうです…。
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今からが要注意の黒点病!
気温の高い日が多くなり雨も多くなるこの時期、要注意なのが病害の発生です。
中でも黒点病はこの時期に発生します。
この黒点病、葉や枝、そして果実に発生し、とくに枯れた枝の周囲は感染しやすくなります。
通常、黒い点々ができるのですが、雨滴によって感染するので、その雨滴の流れたところは涙斑状や泥塊状になったりします。
これを予防するには枯れた枝の除去作業が大切になって来ます。
とくに枝が重なっているところや木の内部に枯れ古木が発生しやすいので、これらを撤去することがたいせつです。
また、選定した枝などを放置しておくとその枝に発生した病原が風に乗って飛散するということもあります。
園内に剪定枝などは放置せず、完全な形で処理することが重要になって来ます。
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病害虫の防止には薬剤散布が効果的なんですが…。
このような黒点病をはじめとした病害虫の防止には、やはり薬剤の散布が効果的です。
このような薬剤はそれぞれ倍率の基準があり、それらを遵守することはもちろん、散布の時期などにも十分注意する必要があります。
しかし、このような定期防除を行うだけで病害虫の被害を抑えることが出来るかといえばそうでもなく、園内環境に気をつけることが大切です。
木の内部まで日差しが届くように剪定作業を行い、その作業によって発せした枝などを処理するようにしないと防除の効果が半減します。
最近、無農薬栽培で育てられた柑橘も多くなって来ました。
しかし、無農薬栽培であれば外観が悪かっても消費者に受け入れられるかといえばそうでもないのが現状です…。
食味はもちろん、見た目もそこそこ良くないと…。
色々と難しい時代になってきたようですね!