防風垣、杉の木

杉の堆肥化について…。

刈り取った杉の葉

今日も防風垣の手入れをして来ました。
この時期になると思うのが、杉の葉の堆肥化です!

一般的に杉の葉は堆肥になりにくいといわれています。
これは針葉樹の葉は広葉樹の葉よりも腐りにくいのでこのようにいわれているのですが、全くできないワケでもなく、長い時間をかければ腐って土に返ります。
しかも、防風垣の手入れのために刈り取った杉の葉は新芽が多く、杉の葉の中では比較的柔らかい部分なので、多少は早く分解しているかもしれません。

実際、防風垣に杉を利用している農家さん達は手入れのために刈り取った杉は園地に放置しておき腐って土に返るのを待っています。
で、この腐るまでに長い時間を要してしまうので、それを短縮出来ないかと考えた結果、今のような防風垣の手入れ法になったワケです。

その方法とはいたって簡単で、毎年刈り取るのは新芽だけにし、しかも細かくすること…。
これが出来れば随分と時間の短縮になります。
なぜこれが良いのかというと、新芽は柔らかいから…。
本当にこれだけの理由なんです。

しかし、これはあくまでも杉垣の手入れをした時にでる杉の葉の処分を考えた時の話であって、杉の葉が堆肥として有効であるということには繋がらないので、ご理解下さいね!

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約2ヶ月間に及ぶ防風垣の手入れの始まりです!

防風垣の手入れ1

いよいよ防風垣の手入れのシーズンに入ってきました。
ここ佐田岬半島における柑橘栽培は段々畑が大半を占めます。
その段々畑は石垣と防風垣によって整備されています。
その中で防風垣の役割は、読んで字のごとく、園内に風が吹き込むのを防ぐ目的で設置されています。

シタテ(宇和海)では特に台風などによる暴風、そしてウワテ(瀬戸内)では冬場の北西風を防ぐことを主な目的としています。
これらの風が柑橘に与える影響は大きく、実が擦れて傷ついてしまったり、木が折れてしまったり、また、塩害の防止にも効果があります。

この防風垣の手入れはその地域によって多少違っていて、当園のある宇和海側では台風シーズンが終わった今の時期から始めます。
この作業は年に一度なので、一度に切る量が多く、大変な作業になっています!

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12月上旬に収穫予定の天草園の様子…。

天草の大量結果

摘果作業の終わった天草園の様子をみてきました!
防風垣として植え付けした杉の苗木も今のところ順調に育っています。
そして、摘果作業が一応終わった天草の生り具合はというと、見落としはあるもののまずまずという感じです。
で、ちょっと気になったのが雑草の種類です。

いつものようにハンズ(ヤブマオ)やハタカリ(オヒシバ)、カマツカ(ツユクサ)などは勢いよく生えていました。
これらはどの園でも見かけるのですが、ここ数年、見慣れないタイプの雑草が生えてきてるんです。
それが、この園で勢いをましています。
多分、肥料の中に種が混ざっていて、それが繁殖しているものと思われます。
ここ佐田岬半島の自然環境に適応したタイプだと厄介なことになるので、要注意なんですが…。
他の農家さんに聞いてみると除草剤をしているので見かけないそうです。

園地内の雑草処理は当園の場合、刈り取りオンリーで除草剤は一切使用しないので、このような新手の雑草の繁殖具合を注視していくことが必要ですね…。

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防風垣用の杉の苗木を植樹して来ました!

杉の苗木

今日、午後から防風垣用の杉の苗木を植樹して来ました。
昨日丸一日、水に浸していた効果が出たのか、苗木は元気そのものでした。

苗木はライム園と天草園にそれぞれ植樹。
ライム園では全く防風垣がなかったところに、そして、天草園は防風垣はあるのですが、枯れたり倒れたりして抜けている部分に植えて来ました。

防風垣の機能を果たすようになるのは、少なくとも5・6年はかかると思います。
一日でも早く成長してくれるよう、管理していく必要がありますね!

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防風垣の補修として50本の杉苗を用意しました!

杉の苗

防風垣はここ佐田岬半島で柑橘栽培をする上で欠かせない設備の一部です。
当園でもほとんどの園で防風垣を設置しています。

この防風垣、年数の経過と共に枯れたり倒れたりしたものも多くなります。
そこで補植をする必要があるのですが、ここ数年間、補植をすることができずにいました。
しかし、今シーズン、ようやく50本の杉の苗木を購入し、補植をすることにしました。

今から補植しても10年程度はその機能を十分に果たすことができません…。
ですが、防風垣の抜けたところから風の影響を受けてくることが多くなり、今回の補植となりました。

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