今日、午後から防風垣用の杉の苗木を植樹して来ました。
昨日丸一日、水に浸していた効果が出たのか、苗木は元気そのものでした。
苗木はライム園と天草園にそれぞれ植樹。
ライム園では全く防風垣がなかったところに、そして、天草園は防風垣はあるのですが、枯れたり倒れたりして抜けている部分に植えて来ました。
防風垣の機能を果たすようになるのは、少なくとも5・6年はかかると思います。
一日でも早く成長してくれるよう、管理していく必要がありますね!
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杉を防風垣にするメリットは…。
当園の防風垣は杉と槇の二種類を使っています。
しかし、近年、補植をしているのはほとんどが杉です。
杉は成長が早く塩害に強いというメリットがあります。
特に台風の影響を受けやすい場所に園が多く、塩害対策は必須なんです!
柑橘栽培では風によって病害が広がるケースがよくあります。
その為、防風垣の設置は重要なんですが、適度に園内に風が入ることも大切なんです。
特に園内に湿気が込もってしまう場合、黒点病等の病害は拡大することがあるので、風が入ることで乾燥を早める効果もあります。
防風垣は風をシャットアウトするだけではなく、適度に風を入れることも大切で、尚且つ影を作ることも大切な役割だともいえます。
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園内の土地の中には生き物がいっぱい!
今回のように園内で穴を掘ると、生き物がたくさんいることが分かります。
それも年々増えてきているのが実感できるんです。
特にミミズが多く、土壌が豊かになって来ている証だと…。
除草剤の使用を一切しなくなってからその傾向が出てきて、今ではその生き物を餌としている小動物もやって来るようになりました。
モグラやカエル、鳥にヘビ…。
更にはタヌキやハクビシン、イノシシまでもやって来ます。
特にハクビシンやイノシシは柑橘も食べるので、収穫シーズンを迎える頃に園内に侵入されるのは困ります!
イノシシ対策をしていない園では年中餌を探しにやってくるので困っているのが現状です。
順次、イノシシ対策を進めていて、もう少しで全園での対策が完了します。
予算を組んでやっていくので、一気に設置することが出来ないのが悩みなんですが…。
話はそれましたが、防風垣は生き物たちの住処にもなっています。
園内で生き物が増えるというのは、それはそれで良いことだと感じています。
自然と共存しながらの柑橘栽培といったところですね!