柑橘園に生えてくる雑草には様々な種類のものがあります。
その数はどれくらいあるのか…。
一度刈り取るとなかなか目立ってこないものもあるとは思いますが、雑草の場合、何度も目立って来るものがほとんどです!
この辺りで一番多いものがカマツカとハタカリと呼ばれているもの。
これらは刈り取っても直ぐに芽だって来るので本当に厄介者だと言われています。
しかし、それほど背丈は大きくならないので、まだマシな方かもしれません。
厄介なのは背丈が大きくなるタイプのものです。
若い柑橘の木だとそれらの雑草に埋もれてしまうことがあり、園内の作業にも支障が出てきます。
っというより、除草作業にも時間がかかってしまうので早めに処理することが大切です!
シーズン最初の作業はそれら背丈の高くなった雑草が多いので厄介なんです…。
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繁殖力が強く成長も早いノゲシ!
今の時期に最も多く生えているのがノゲシと呼ばれる雑草です。
このあたりではウマゴヤセと呼んでいる種類のものです。
これは小さめの黄色い花を咲かせます。
それだけをみると可愛いものですが、繁殖力が強いのには驚かせられます。
タンポポのように白いフワフワの種を作り、風に乗って飛ばされていくので広範囲に広がって繁殖していきます。
また、成長が早く背丈も大きくなるので直ぐに1m以上にもなってしまいます。
しかも、大きく成長すると茎が固くなり刈り取りにも時間がかかってしまうので本当に厄介です。
リードを使った草刈り機ではなかなか刈り取ることが難しくなるほどです。
本来であれば、花が咲き、種になるまでに刈り取っておけば繁殖しないのでいいのですが、一斉に花が咲き種になるのではなくバラバラに咲いて種になるので、花になるまでに刈り取るようにしたいところです!
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しっかりと根を張り株が太くなるカラムシ!
このあたりの方言でハンズと呼んでいる雑草です。
これも成長と共に茎が硬くなるので、刈り取りが本当に厄介になります。
しかも、このハンズには毛虫が繁殖します。
その虫はハンズムシと呼ばれ、この雑草だけに繁殖するようなので、名前もそのまんまです(笑)
このハンズムシは黒くて大きいのが特徴で、外敵がくると体を揺すって威嚇するのが面白いんです。
成長すると蛾になるようで、どうやら希少価値のある虫のようです。
これに似たものにヤブマオと呼ばれるものもあるようです。
見た目はほとんど変わらないのですが、葉の裏側が白っぽくなるのがカラムシで、そのまま緑色なのがヤブオマだとか…!?
いずれにしても成長してくると根が張って株が増えるので処理が大変になるタイプです。
雑草の処理で大切なのは種になる前に刈り取ることです。
それは分かっていても全園を処理していくには時間がかかり、早めに刈り取ることが出来ません!
もっとスピードを上げないとイケないですね…。